J-OSLER(専攻医登録評価システム)攻略ガイド

  • ページ数 : 208頁
  • 書籍発行日 : 2026年4月
  • 電子版発売日 : 2026年5月29日
¥7,920(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 最大 144pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当
point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

【質の高い病歴要約が効率的に作成できる!】

J-OSLER(専攻医登録評価システム)で求められる病歴要約を合理的に作成するための実践的ガイド。豊富な指導経験をもつ編著者が、診療時の着眼点や作成時の内容・構成を親切丁寧に解説する。専攻医・初期研修医はもちろん、指導医にも役立つ指南書。

序文

はじめに

新専門医制度の開始にあたり、当時所属していた病院で内科専門研修プログラム統括責任者を拝命し、プログラムを作成しました。一人の内科医としてジェネラルに通用する医師を育成したいという思いと、サブスペシャルティ(以下、サブスペ)診療科の立場からは早くサブスペ専門医を教育し戦力を得たいという気持ちが交錯するなか、連携病院の統括責任者と熱い議論を交わしながらプログラムを仕上げ、J-OSLER(専攻医登録評価システム)の対策を考えました。

本書は、その議論の延長線上にあります。すなわち、効率よく内科全般の研修を進め、いち早くサブスペ研修に入れる手助けになればと考え、企画立案しました。とりわけ、タイトルにある「攻略」というところでは、本書でまとめられている「考察のポイント」や「病歴要約へのガイド」に、質の高いレポートを効率的に作成・提出するためのヒントやアドバイスがたくさん散りばめられています。2018年4月から1期生が内科専門研修を開始しましたが、2020年に起こったコロナ禍に際し、最前線でこの新興感染症に立ち向かったのは内科専攻医でした。2026年現在、新型コロナウイルス感染症は落ち着きを見せていますが、未曾有の国難の中で闘う内科専攻医を誇らしく思ったものです。

最近、麻疹発生の情報が散発的に届きますが、若い世代の医師の多くは麻疹患者を診たことがありません。いざ麻疹を疑う患者さんを診る機会があったときに困らないよう、感染症のパートを充実させることにしました。経験することがまれな感染症にいつ遭遇しても戸惑わないよう、「特別講義」として忽那賢志先生(大阪大学大学院医学系研究科感染制御学教授)に解説いただきました。

その他にも、「特別講義」を用意しました。便秘はコモンな疾患で、便秘薬の種類も増えましたが、多くの医師が使い慣れた1~2種類の便秘薬しか処方していないのではないでしょうか。内科専攻医には薬剤の特性を理解し、患者さん個々人にあった便秘薬を見つけてあげてほしいものです。近年がん治療の領域で重要性を増している「免疫チェックポイント阻害薬」の副作用である「免疫関連有害事象(irAE)」も、実用的な知見を交えて解説していただきました。また、「睡眠薬」も進化しています。これは指導層の世代の方が学ぶべきかもしれません。医師は生涯勉強し続けるものだということを再認識してもらえる機会にもなるでしょう。

本書は内科専攻医向けに監修したJ-OSLERの攻略本ですが、ぜひ初期研修医の方々にも読んで幅広い知識を習得してもらいたいです。また、内科専攻医と実際に接している内科指導医の先生方にも、ご自身のサブスペ診療科以外の最新の知見に触れる機会にしてもらいたいと思います。

ChatGPTを筆頭に、AIが欠かせない現代において「なぜ書籍!?」という声を聞きます。AIを活用することで情報収集は便利になりましたが、「賢くなった実感」はありますか? 本が横にあって、パラパラとめくったページの内容が目に留まる、知らなかった医療の進歩に感動する、そんな書籍を目指しました。皆さまの日常診療のお役に立てば幸いです。


2026年2月

市立東大阪医療センター 総長 三田英治

目次

【第1章 総論】

1 新専門医制度と内科専門研修

2 J-OSLERで求められる疾患群と症例数

3 クオリティの高い病歴要約を作成する

【第2章 消化器分野】

1 胃癌

2 食道・胃静脈瘤破裂

3 H. pylori感染萎縮性胃炎

4 大腸癌の薬物治療

5 潰瘍性大腸炎

6 大腸憩室炎

特別講義 便秘薬の使い方

7 急性肝炎

8 アルコール性肝障害(アルコール関連肝疾患)

9 肝細胞癌

10 膵癌の薬物治療

11 腸閉塞(イレウス)

【第3章 循環器分野】

1 急性心筋梗塞

2 不安定狭心症

3 本態性高血圧

4 心房細動・心房粗動

5 洞不全症候群

6 感染性心内膜炎

7 大動脈弁狭窄症/僧帽弁閉鎖不全症

8 心房中隔欠損症

9 肺高血圧症

10 肥大型心筋症

11 急性大動脈解離

12 心原性ショック/急性心不全/慢性心不全

【第4章 内分泌分野】

1 下垂体前葉機能低下症

特別講義 免疫関連有害事象(irAE)とその対策

2 甲状腺機能亢進症:バセドウ病

3 甲状腺機能低下症:橋本病(慢性甲状腺炎)

4 原発性骨粗鬆症

5 副腎偶発腫

【第5章 代謝分野】

1 1型糖尿病

2 2型糖尿病

3 脂質異常症

4 糖尿病ケトアシドーシス

【第6章 腎臓分野】

1 慢性腎臓病

2 急性腎障害

3 ネフローゼ症候群

4 慢性糸球体腎炎症候群:IgA腎症など

5 糖尿病関連腎臓病

6 急性尿細管壊死

7 腎血管性高血圧症

8 高カリウム血症

9 急性腎盂腎炎

【第7章 呼吸器分野】

1 細菌性肺炎

2 インフルエンザ

3 結核

4 慢性閉塞性肺疾患

5 気管支喘息

6 特発性間質性肺炎

7 原発性肺癌

8 気胸

9 呼吸不全

10 閉塞性睡眠時無呼吸

【第8章 血液分野】

1 鉄欠乏性貧血

2 急性白血病

3 悪性リンパ腫

4 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

【第9章 神経分野】

1 脳梗塞

2 脳出血

3 ウイルス性髄膜炎

4 ギラン・バレー症候群/フィッシャー症候群

5 単ニューロパチー

6 パーキンソン病

7 アルツハイマー病・認知症

8 てんかん

9 失神(神経調節性失神)

10 肝性脳症

【第10章 アレルギー分野】

1 アナフィラキシー

【第11章 膠原病および類縁疾患群分野】

1 関節リウマチ

2 全身性エリテマトーデス

【第12章 感染症分野】

1 ノロウイルス感染症

2 ヒト免疫不全ウイルス感染症

3 マイコプラズマ感染症

4 クラミジア・トラコマティス感染症

5 黄色ブドウ球菌感染症

6 カンジダ症

7 ニューモシスチス肺炎

特別講義1 麻疹

特別講義2 風疹

特別講義3 水痘/帯状疱疹

特別講義4 梅毒

特別講義5 日本紅斑熱

特別講義6 エムポックス

【第13章 総合内科分野】

1 嚥下性肺炎

2 がん薬物療法の副作用(発熱性好中球減少症)と支持療法

特別講義 睡眠薬の使い方


索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:15.9MB以上(インストール時:40.6MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:63.7MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:15.9MB以上(インストール時:40.6MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:63.7MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784840491136
  • ページ数:208頁
  • 書籍発行日:2026年4月
  • 電子版発売日:2026年5月29日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。