THE美容外科Essentials 目の下のクマ治療

  • ページ数 : 184頁
  • 書籍発行日 : 2026年6月
  • 電子版発売日 : 2026年6月4日
¥18,700(税込)
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商品情報

内容

【非外科的治療&外科手術でクマ治療を極める】
クマ治療の臨床解剖、適応と治療選択、手術準備、基本手技、トラブル対応、術後管理、合併症の修正手術までを写真・イラスト・動画で丁寧に解説。
外科治療だけでなく、非外科治療も加え、外科的アプローチが難しい症例や手術を避けたい患者への選択肢までを示した、実践的で幅広く学べる一冊。

序文

はじめに

私がこの本の編集を引き受けることになったきっかけは,佐藤大介先生が編集したメディカ出版の書籍『美容手術の基本』の中で,下眼瞼脱脂・脂肪注入という項目の執筆を担当したことでした.出版社から,「美容外科の新人医師向けの教科書のような本を作りたい,さらに美容外科の中堅医師にとっても役立つ内容の本にしたい」という趣旨を伺い,これまでの自分の経験を還元できればという思いで執筆させていただきました.

その後,同社から下眼瞼の美容治療にフォーカスした書籍が出版されることになり,私にその編集の打診がありました.私は美容医療に携わるようになって今年で丁度30年,開業して20年になりますが,この節目の年に,自分が長年専門にしてきた下眼瞼の美容治療に関する本を編集させていただけるのも何かのご縁と思い,ありがたくお引き受けいたしました.メディカ出版から当初いただいた本のテーマは,下眼瞼の美容手術全般に関するものでした.しかし,下眼瞼の手術全般とするよりも,最近のSNSでも話題に上がることが多く,注目度の高い“ 目の下のクマ治療” に焦点を絞ったほうが,より中身が濃い,役立つ本になるのではないかと考え,編集担当者と相談のうえでテーマを変更することになりました.

目の下のクマを治す手術にも,切らない目の下のクマ取り手術として広く認知されている経結膜脱脂法はもとより,脂肪注入法,眼窩脂肪の再配置法や裏・表ハムラ法,またそれらに併用する中顔面リフト,そして新たなパラダイムのプッシュバック法など,様々な方法があります.さらに外科手術以外にも,デバイスを用いた治療や線維芽細胞移植,フィラー注入,b-FGFを添加したPRP注入など,様々な治療法があり,外科手術よりもこれらの低侵襲治療のほうが数多く行われているものと思われます.そして一冊でそれら全てを網羅し解説した本は,これまでなかったのではないかと思います.

下眼瞼に関する全ての治療の基本である解剖,そして治療法の各論について,第一線で活躍中の選りすぐりの先生方に執筆を依頼しました.各治療で起こりうる合併症についても触れつつ,代表的な合併症であるくぼみ目,しこり,外反・内反・三白眼についてはその修正手術の項目を設け,修正経験が豊富な先生に解説していただきました.本書の最大の特徴は,文章やイラスト,写真に加え,動画による解説があることです.隅々まで目を通して学び,日頃の診療に役立てていただければ幸いです.

本書の編集にあたっては,迅速かつ丁寧にご対応いただいたメディカ出版の方々,並びにご多忙の中で快く執筆をお引き受けいただいた諸先生に,心から感謝と御礼を申し上げます.


2026年4月

銀座みゆき通り美容外科 理事長 
水谷 和則

目次

【第1章 目の下のクマ治療の基本】

1 目の下のクマ治療の臨床解剖

はじめに/表面解剖とaesthetic units/層構造の解剖/支持靱帯システム/顔面のスペース/神経血管解剖とdanger zones/脂肪コンパートメントとSOOF/アジア人の特徴的解剖/手術手技への応用/まとめ

2 目の下のクマ治療の適応と選択

はじめに/目の下のクマ治療の診察/外科的目の下のクマ治療の適応と選択/ケーススタディ

【第2章 非外科的目の下のクマ治療】

1 機器による治療

はじめに/機器治療の基本/機器治療に用いるエネルギーソース/治療適応/代表的な治療機器と実際の手順

2 線維芽細胞移植

はじめに/線維芽細胞移植治療の歴史/線維芽細胞の製造/目の下のクマ治療に必要な線維芽細胞量/線維芽細胞移植治療の実際/術後管理/合併症/症例提示/考察

3 フィラー注入

はじめに/治療適応/治療方法/実際の治療手順/治療後の管理/合併症/症例提示

4 PRP(b-FGF添加)注入

はじめに/治療適応/PRP注入施術の手順とポイント/治療後の経過と注意点/合併症と注意点/症例提示

【第3章 外科的目の下のクマ治療】

1 経結膜的眼窩脂肪切除術,脂肪注入術

はじめに/手術適応/手術部位の解剖と手術のシェーマ/経結膜的眼窩脂肪切除術,脂肪注入術の手順とポイント/術後管理/合併症とその対処法/症例提示

2 経結膜的拡大下眼瞼形成術(眼窩脂肪再配置 外固定法)

はじめに/手術適応/眼窩脂肪遊離移植術の長所と短所/手術に関連する解剖学的知見と手術の流れのシェーマ/経結膜的拡大下眼瞼形成術(眼窩脂肪再配置外固定法)の手順とポイント/術後管理/合併症/症例提示

3 経結膜的眼窩脂肪移動術①(裏ハムラ 内固定法),経結膜的涙袋形成術

はじめに/裏ハムラ内固定法の手術適応/裏ハムラ内固定法の手術効果/裏ハムラ内固定法の手順とポイント/術後管理/合併症/裏ハムラ内固定法の症例提示/経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラ内固定法)と併用する手術(経結膜的涙袋形成術)の手順とポイント/経結膜的涙袋形成術の症例提示

4 経結膜的眼窩脂肪移動術②(裏ハムラ カテラン針固定法)

はじめに/脂肪弁の固定法の種類とシェーマ/裏ハムラカテラン針固定法を安全かつ確実に行うためのポイント/経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラカテラン針固定法)の手順とポイント/術後管理/合併症/症例提示/まとめ

5 経皮的眼窩脂肪移動術(表ハムラ法)

はじめに/表ハムラ法の効果と手術適応/経皮的眼窩脂肪移動術(表ハムラ法)の手順とポイント/術後管理/合併症/症例提示

6 経皮的眼窩隔膜移動再建術(表ハムラ+α法)

はじめに/表ハムラ+α法のコンセプト/手術適応/経皮的眼窩隔膜移動再建術(表ハムラ+α法)の手順とポイント/術後管理/合併症/症例提示

7 裏ハムラ法・表ハムラ法に併用する骨膜上・骨膜下中顔面リフト

はじめに/手術適応/手術のシェーマ/骨膜上中顔面リフトと骨膜下中顔面リフトの手順とポイント/術後管理/合併症/症例提示

8 目袋プッシュバック ─下眼瞼手術の新しい治療パラダイム─

はじめに/手術のコンセプト/手術適応/目袋プッシュバック(eye bags push back technique)の手順とポイント/合併症/症例提示/まとめ

【第4章 目の下のクマ治療後合併症の修正】

1 くぼみ目の修正

はじめに/陥凹の病態分類と治療戦略/上眼瞼ヒアルロン酸注入の概論/上眼瞼ヒアルロン酸注入の適応/上眼瞼ヒアルロン酸注入手技の手順とポイント/上眼瞼ヒアルロン酸注入による合併症/症例提示

2 しこりの修正

はじめに/手術適応/手術シェーマ/しこり修正の手順とポイント/術後管理/合併症/症例提示

3 外反,内反,三白眼の修正

はじめに/下眼瞼外反・内反,下三白眼の原因/手術適応/外反・内反修正の手順とポイント/術後管理/合併症/症例提示/まとめ


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書籍情報

  • ISBN:9784840491334
  • ページ数:184頁
  • 書籍発行日:2026年6月
  • 電子版発売日:2026年6月4日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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