脳神経内科クリニカルアップデート Part 3

  • ページ数 : 296頁
  • 書籍発行日 : 2026年5月
  • 電子版発売日 : 2026年6月6日
¥5,500(税込)
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商品情報

内容

日本最大級の脳神経内科領域情報サイト「Medixpost」発の好評書籍 第3弾!
●「新しい治療法が次々と登場する中で,どの選択が最適なのか判断に迷う」
「忙しい診療の合間に,効率的に重要な情報だけをキャッチアップしたい」
「エビデンスに加え,実臨床における“判断の勘所”を知りたい」
こうした多くの先生方に共通する課題に応える1冊です
●「Medixpost」サイトの2,000以上の記事の中から特に関心の高かったものを中心にピックアップし,全項再編集しました。
●元記事リンクから,執筆医への質問も可能です。

序文

脳神経内科領域の知見は日々アップデートされており,臨床の現場で迷う場面も少なくないのではないでしょうか。

「新しい治療法が次々と登場する中で,どの選択が最適なのか判断に迷う」

「忙しい診療の合間に,効率的に重要な情報だけをキャッチアップしたい」

「エビデンスに加え,実臨床における“判断の勘所”を知りたい」

こうした課題は,私自身も脳神経内科医として日々感じてきたものであり,多くの先生方に共通する悩みであると考えています。本書『脳神経内科クリニカルアップデートPart 3』は,そのような課題に応えるべく企画されたシリーズの第3弾です。これまでのシリーズ同様,実臨床に直結するテーマを厳選し,各分野の第一線で活躍する専門医の知見を凝縮しています。単なるガイドラインや論文の要約にとどまらず,「明日からの診療にどう活かすか」という視点を重視している点が特徴です。

私は, 医師限定の情報プラットフォーム「Medixpost」を運営しています。Medixpostでは,最新の論文や臨床の実践知が日々共有されており,現在では2,000以上の記事が掲載されています。全国の教授の先生に推薦頂いており,日本の脳神経内科医の約6割の先生方にご活用頂いております。

本書では,そのMedixpostの膨大な知見の中から,特に関心の高かったテーマをさらにブラッシュアップし,書籍としてまとめています。各章には対応するMedixpostの記事リンクをQRコードで掲載しており,関連する情報の参照や執筆医への直接の質問も可能です。これにより,書籍とオンラインの双方を活用した,継続的な知識アップデートを実現しています。

医療の現場において,エビデンスの理解は不可欠ですが,実際の診療では個々の症例に応じた判断が求められます。本書には,そうした臨床の現場で培われた経験や思考プロセスが数多く詰まっており,先生方の意思決定を支援する一助となることを願っております。

末筆ではございますが,本書の執筆にご協力頂いた先生方,そして日頃よりMedixpostをご支援・ご活用頂いている先生方に心より御礼申し上げます。本書およびMedixpostが,先生方の知識アップデートに貢献し,日々の臨床の質向上につながれば幸いです。


2026年5月10日

株式会社Medixpost代表取締役医師 大平純一朗

目次

1章 脳血管障害

1.脳梗塞の病態分類と課題のレビュー─ 治療と研究につなげるより実用的な分類をめざして【勝又雅裕】

2.急性期脳梗塞の頸動脈評価【勝又雅裕】

3.延髄外側梗塞のプレホスピタル段階での症候【山本康正】

4.延髄梗塞の機能予後─ underlying vascular lesionsの重要性【山本康正】

5.塞栓源としてのPAFを同定するバイオマーカー─ΔBNPの有用性【北村彰浩】

6.急性期脳梗塞をヘパリンで治療することの是非【吉江智秀】

7.フリーラジカルスカベンジャーは急性期脳梗塞の有効な治療法か?─エダラボンのエビデンスを再考する【蒲生直希】

8.BADに対する“初手からの”アルガトロバン併用は有用か?【蒲生直希】

9.心原性脳塞栓症後の直接経口抗凝固薬開始時期に関する最新エビデンス【吉本武史】

10.頭蓋内動脈硬化性病変(ICAD)に対する血管内治療の最前線【板橋 亮】

11.脳小血管病の非血管性危険因子【服部頼都】

12.円蓋部くも膜下出血(cSAH)から見つかる意外な疾患【小原一輝】

2章 神経変性疾患/認知症

1.認知症診療のこれから【中森正博】

2.MCIの診療─ 抗アミロイドβ抗体薬時代に,改めて考える【黒田岳志】

3.バイオマーカーによるアルツハイマー病の病期分類【春日健作】

4.加齢に伴う認知機能低下とアルツハイマー病の相違点【西本祥仁】

5.パーキンソン病と栄養【藤岡伸助】

6.パーキンソン病と嗅覚障害【澤村正典】

7.パーキンソン病におけるリハビリテーションの意義【出口一志,池田和代】

8.幻視への対応法【植松高史】

9.筋萎縮性側索硬化症(ALS)の新規治療薬の開発状況【和泉唯信】

10.治療可能なALS mimic:上肢の多髄節性筋萎縮症(brachial multisegmental amyotrophy)【杉山淳比古】

11.多系統萎縮症(MSA)診断におけるホットクロスバンサインの臨床的意義を再考する【杉山淳比古】

3章 てんかん

1.脳波アレルギーの原因はシンプル【音成秀一郎】

2.重積でみるperiodic dischargesはCRPみたいなもの【音成秀一郎】

3.NCSEをいかに診断するか【佐藤達哉】

4.抗てんかん薬の通信簿【小出泰道】

5.てんかんとうつ病─ 脳神経内科医が押さえるべき診療のポイント【斉藤聡志,谷口 豪】

6.ジアゼパムテストの施行判断と実施方法【小原啓弥】

7.心肺蘇生後のミオクローヌスへの対応【金  剛】

4章 自己免疫

1.重症筋無力症(MG)治療におけるステロイドパルス療法の考え方【渡辺源也】

2.NMOSDの分子標的薬─リスクの理屈と現実【藤井ちひろ】

3.多発性硬化症(MS)の疾患修飾薬による進行性多巣性白質脳症(PML)【水野昌宣,市川誉基】

4.神経内科医が備えるべき腫瘍免疫療法の進歩と神経系合併症【田中惠子】

5章 頭痛

1.「典型的前兆のみで頭痛を伴わないもの」に遭遇したら?【土井 光】

2.CGRPの機能と長期遮断の懸念【橋本洋一郎】

3.175円ルールと205円ルール【橋本洋一郎】

4.私なりの小児の片頭痛治療【山中 岳】

5.女性の頭痛診療に役立つ漢方医学の基礎知識【牧田和也】

6章 その他

1.プリオン病の早期診断【松林泰毅】

2.嚥下障害の評価─ 治療的視点の重要性【國枝顕二郎】

3.秘技(?)「腱反射」【目崎高広】

4.「電磁波が気になるんです。」─電磁波過敏症?【伏屋公晴】

5.神経学的怪異研究のいま【駒ヶ嶺朋子】

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書籍情報

  • ISBN:9784784947102
  • ページ数:296頁
  • 書籍発行日:2026年5月
  • 電子版発売日:2026年6月6日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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