頭頸部がん薬物療法ハンドブック 改訂4版

  • ページ数 : 296頁
  • 書籍発行日 : 2026年6月
  • 電子版発売日 : 2026年6月12日
¥3,520(税込)
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商品情報

内容

頭頸部がんに関わる医療者必読の薬物療法マニュアル.最新のエビデンスを踏まえてさらにパワーアップした改訂第4版.
頭頸部がん薬物療法に特化したマニュアルとして好評を博した書の改訂第4版.専門病院のスタッフのみならず,一般病院のスタッフにも役立つよう,頭頸部がんの薬物療法に特徴的な臨床上のコツや支持療法を平易にまとめている.今版では臨床応用の進む免疫チェックポイント阻害薬の知見を盛り込み,免疫関連有害事象についても詳しく解説を加えた.執筆陣には経験豊富な各エキスパートを集め,実際の現場での治療立案・実践および副作用管理に役立つ実践書である.

序文

はじめに


2014年5月に初版が刊行されすでに12年経過しており,改訂3版から約5年経過してこの度,改訂4版が上梓された.前改訂からの5年間における頭頸部がん薬物治療は様々な変化を示しているが,改訂3版から登場した免疫チェックポイント阻害薬ではさらに臨床応用が進んできている.免疫チェックポイント阻害薬に加えて,甲状腺がんや唾液腺がんに対する新規薬物でもグローバルな臨床試験が進行しており,田原信先生,清田尚臣先生が中心となって我が国からも日本人のデータが挿入されている.これらによって新しいエビデンスが提供されており,本書ではその最新の情報をもとにして臨床へ導入すべきデータを網羅して,頭頸部がん薬物療法を行う場合にまず参考にすべき内容となっている.

最新の治療を行うためには,同時に今までと異なる有害事象に目を向けなくてはならない.その主なものは免疫関連有害事象であり,そのマネジメントに関しても詳記されている.今回の改訂でも,田原信先生,清田尚臣先生のお声がけによって多くの腫瘍内科医の方々や,さらに放射線治療医,歯科医師の方々に参画していただいた.頭頸部がん治療では新規治療の出現によって多職種で連携をとって総合的に治療にあたることがさらに重要となっている.本書では頭頸部がん治療に参加するすべての職種から寄稿していただき編集されている.頭頸部がんの集学的治療を行う場合には本書を十分に活用していただき,有効かつ安全に薬物療法を施行していただきたい.


2026年5月

ライフ・エクステンション研究所付属永寿総合病院
耳鼻咽喉科頭頸部腫瘍センター
藤井正人

目次

第I部 総 論 

1 薬物療法を始める前に   〈清田尚臣〉

1 頭頸部がんに対するがん薬物療法を始める前に  

2 頭頸部がんに対するがん薬物療法を行うときの注意点  

2 頭頸部がんにおける薬物療法   〈清田尚臣〉

1 薬物療法  

2 化学放射線療法(CRT)  

3 導入化学療法(ICT)  

4 補助化学療法  

5 緩和的がん薬物療法  

3 外来薬物療法   〈田原 信〉

1 外来薬物療法の意義  

2 外来薬物療法の実施状況とその課題  

3 外来薬物療法を実施する上で必要な要素  

4 多職種との連携のしかた   〈田原 信〉

1 薬剤師の役割   〈魚住真哉〉

2 看護師の役割   〈全田貞幹〉

3 言語聴覚士の役割   〈高橋美貴,古川竜也〉

4 医療ソーシャルワーカーの役割   〈坂本はと恵〉

Column がん治療と就労支援   〈坂本はと恵〉

第II部 がん薬物療法各論 

1 局所進行頭頸部がんに対する治療法  

1 CDDP併用化学放射線療法   〈清田尚臣〉

2 セツキシマブ+放射線療法   〈岡野 晋〉

3 導入化学療法   〈榎田智弘〉

Column 頭頸部がんの周術期療法   〈榎田智弘〉

2 転移・再発頭頸部がんに対する治療法  

1 5-FU+CDDP/CBDCA+ペムブロリズマブ療法 〈佐藤方宣〉

Column 上咽頭がんに対するゲムシタビンの承認 〈上田百合〉

2 5-FU+CDDP+セツキシマブ療法   〈上田百合〉

3 PTX+CBDCA+セツキシマブ療法   〈田中伸和〉

Column 頭頸部がんにおける治療開発最前線   〈田中伸和〉

4 ペムブロリズマブ   〈和田明久〉

5 ニボルマブ   〈門脇重憲〉

Column 免疫チェックポイント阻害薬投与中の効果判定 〈星 裕太〉

6 PTX+セツキシマブ併用療法   〈小山泰司〉

7 Weekly PTX療法   〈小山泰司〉

8 ドセタキセル療法   〈西村 在〉

9 S-1療法   〈西村 在〉

10 セツキシマブ サロタロカンナトリウム   〈岡田隆平〉

Column HPV陽性中咽頭がんにおける治療開発 〈横田知哉〉

3 唾液腺がんに対する薬物療法  

1 ダロルタミド+ゴセレリン   〈岡野 晋〉

2 ビカルタミド+リュープロレリン   〈岸田拓磨〉

3 ドセタキセル+トラスツズマブ   〈清水 康〉

4 ドセタキセル+シスプラチン   〈今村善宣〉

4 甲状腺がんに対する薬物療法  

1 レンバチニブ   〈翁長龍太郎〉

2 ソラフェニブ   〈金原史朗〉

3 バンデタニブ   〈田中英基〉

4 ダブラフェニブ+トラメチニブ   〈久保木 諒,榎田智弘〉

5 エンコラフェニブ+ビニメチニブ 〈久保木 諒,榎田智弘〉

6 セルペルカチニブ   〈福田直樹〉

7 エヌトレクチニブ   〈田中 薫〉

8 ラロトレクチニブ   〈田中 薫〉

Column コンパニオン診断薬とがん遺伝子パネル検査 〈⾦原史朗〉

5 骨転移に対する治療法  

1 ゾレドロン酸による骨転移の治療   〈山崎知子〉

2 デノスマブによる骨転移の治療   〈山崎知子〉

Column 頭頸部がんにおけるバイオマーカー 〈榎田智弘〉

第III部 頭頸部がん薬物療法の副作用対策と支持療法 

1 副作用の対策  

1 発熱性好中球減少症(FN)   〈後藤慶子,清田尚臣〉

2 抗がん薬による嘔気・嘔吐(CINV)   〈長谷善明〉

3 腎障害(シスプラチンの減量規準を含む)   〈今村善宣〉

4 電解質異常:低Na血症と低Mg血症   〈若杉哲郎〉

a)低Na血症   

b)低Mg血症   

5 末梢神経障害,聴力障害   〈小山泰司〉

a)抗がん薬による末梢神経障害   

b)抗がん薬による聴力障害    

6 EGFR阻害薬による皮膚反応・マネージメント 〈西澤 綾〉

7 薬剤性肺障害   〈後藤慶子,清田尚臣〉

8 抗体薬によるインフュージョンリアクション 〈田中伸和〉

9 免疫関連有害事象(irAEs)   〈長谷善明〉

2 B型肝炎ウイルスの再活性化予防   〈田中英基〉

3 支持療法  

1 放射線治療による粘膜炎   〈全田貞幹〉

2 口腔ケア   〈上野尚雄〉

3 放射線皮膚炎   〈小林咲子,柳井公美,全田貞幹〉

4 栄養管理   〈松浦一登〉

5 胃瘻   〈岡野 晋〉

6 嚥下リハビリテーション   〈高橋美貴,古川竜也〉

Column 高齢者におけるがん薬物療法   〈伊東和恵〉

4 頭頸部がんのQOL評価   〈清田尚臣〉

第IV部 付 録 

1 TNM分類   〈久野博文〉

2 共用基準対応CTCAE v6.0抜粋版   〈小山泰司,清田尚臣〉

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書籍情報

  • ISBN:9784498022898
  • ページ数:296頁
  • 書籍発行日:2026年6月
  • 電子版発売日:2026年6月12日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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