改訂4版 透析患者の薬剤ポケットブック

  • ページ数 : 272頁
  • 書籍発行日 : 2026年6月
  • 電子版発売日 : 2026年6月18日
¥2,750(税込)
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商品情報

内容

【複雑な透析患者の服薬管理に最適な一冊!】 透析患者に処方される薬剤約250点を収載した好評書を5年ぶりに改訂。透析合併症関連薬から、併存疾患により他科で処方される薬剤まで幅広く取り上げるとともに、近年使用頻度が高まっている新薬への入れ替え、追加を反映した。ポケットサイズで携帯しやすく、ベッドサイドの服薬指導にも役立つ。

序文

はじめに

腎機能のうち透析によって代償できる機能は,老廃物の除去,水分・血清電解質とアシドーシスの是正にすぎません.腎臓には造血ホルモンの分泌,血圧の調節,ビタミンDの活性化,骨代謝の調節など代償できない機能も多くあります.そのため腎不全は「内科の集大成」ともいわれるように複雑で,さまざまな合併症が発症しやすい病態であり,薬物療法は透析患者の生活の質(QOL)改善,生命予後の改善には欠かすことができません.わが国では,透析患者の高齢化に伴い,透析患者特有の合併症治療薬だけではなく,実にさまざまな薬剤を併用せざるを得ないことが多々あります.

症状を改善したり,病気を治すために使われる薬ではありますが,腎機能の廃絶した透析患者への薬の使い方はとてもむずかしく,うまく使わないと副作用が現れることもよくあります.しかし,透析医療はチーム医療で成り立っています.薬については医師と薬剤師に任せておけばよいという時代は終わりました.透析患者のもっとも身近にいる看護師のみなさんも,薬の知識を身につけて,チームで患者指導をする必要性を感じています.

本書は医師・薬剤師と比べ,薬物療法についてあまりなじみのない透析スタッフのために,2012年に初版,2016年に改訂2版,2021年に改訂3版が刊行されました.しかしその後も,透析患者が使う画期的な新薬は続々と開発されています.新たな経口の腎性貧血治療薬や高カリウム血症治療薬,リン低下薬,下剤などが登場して,多様化しています.これらの状況を受け薬物療法も考え直す時期に来ましたので,今回の第4版の改訂に至りました.

引き続き,看護師・臨床工学技士・管理栄養士のみなさんにもぜひ本書を参考にしていただき,透析患者に薬の正しい使い方を啓発・指導していただければ幸いです.


2026年6月

平田純生

目次

【第1章 透析合併症関連薬】

1 慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)治療薬

慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)と薬物療法

リン低下薬

リン吸収阻害薬(NHE 3阻害薬):フォゼベル(R)(テナパノル塩酸塩)

血清リン値・カルシウム値コントロールの重要性

活性型ビタミンD3製剤

PTHを下げる薬

2 腎性貧血治療薬

腎性貧血治療薬の目的と作用機序

貧血の症状と血液透析患者の目標ヘモグロビン(Hb)値

赤血球造血刺激因子製剤(ESA)の特徴

新しい経口腎性貧血治療薬(HIF-PH阻害薬)

鉄剤

3 高カリウム血症改善薬

高カリウム血症の病態

薬物療法の目的と作用機序

4 降圧薬

降圧薬は血圧を下げるだけではなく心血管疾患(CVD)を防ぐ薬

透析患者の目標血圧 ~非透析日には降圧薬,透析日には昇圧薬を投与するのはなぜ?~

降圧薬の作用機序

カルシウム拮抗薬

レニン・アンジオテンシン・アルドステロン(RAA)系阻害薬

β遮断薬

そのほかの降圧薬:ループ利尿薬

降圧薬の合剤

5 便秘治療薬

透析患者の便秘は多い

透析患者の便秘は深刻 ~腸管穿孔が死亡原因にもなる~

透析患者の便秘のタイプと適した下剤

透析患者だけが刺激性下剤を大量に服用しているのはなぜ?

【第2章 診療科別の注意すべき薬剤】

1 循環器科

利尿薬

心不全治療薬

狭心症治療薬

抗不整脈薬

抗血栓薬

2 消化器科

消化性潰瘍治療薬

攻撃因子抑制薬

防御因子増強薬

透析患者に使用できない消化器薬

3 糖尿病・内分泌代謝内科

糖尿病治療薬

痛風・高尿酸血症治療薬

脂質異常症治療薬

4 皮膚科・アレルギー科

5 整形外科

6 精神科

抗うつ薬

抗精神病薬

認知症治療薬

抗てんかん薬

睡眠薬

パーキンソン病治療薬

【第3章 透析室でよく使われる漢方薬】

【第4章 患者自身で入手できる注意すべき薬剤】


索引

・薬剤索引

・編著者紹介

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書籍情報

  • ISBN:9784840491433
  • ページ数:272頁
  • 書籍発行日:2026年6月
  • 電子版発売日:2026年6月18日
  • 判:A6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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