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- 高度実践看護師(APN)の実践とコンピテンシー
商品情報
内容
序文
はじめに
2025年4月に「一般社団法人 日本専門看護師協議会」は「一般社団法人 日本高度実践看護学会」へと発展的に改組されました。改組に伴い、専門看護師(Certified NurseSpecialist;CNS)のみを対象としてきた団体は、ナースプラクティショナー(NursePractitioner;NP)や教育者、臨床家、研究者などが会員となる学術団体に変化しました。
その背景には、超高齢社会、多疾患併存というような疾病構造の変化、医療の高度化、国民全体の権利意識の向上などがあります。個別化、多様化する人々の健康問題に対応するため、看護に求められる役割は拡大しています。その中で、看護・医療の質を向上していく一翼を担うのが、高度実践看護師(Advanced Practice Nurse;APN)であると考えます。日本看護系大学協議会ではAPNは、専門性と優れた看護実践能力をもつ看護職者とし、APNにはCNSとNPの2種類があると示されています。またその活動として、実践・教育・相談・調整・研究・倫理の6つが示されています。もう一方で、APNはチーム医療の推進者やケアのエビデンスを実装するチェンジエージェントでもあります。これらの活動は、人々への直接実践にとどまらず、多職種連携や看護職者へのエンパワーメントが活動の中心となることが多く、その具体的な実践内容やアウトカムについては可視化が十分ではありませんでした。このため、広く国民の皆様にAPNの存在を認知されてこなかった現状があります。
本書では、CNS6名およびNP6名、計12名の方々に実践報告を執筆いただきました。それぞれの専門性の高い実践の特徴が明らかになったと考えます。執筆・編集過程では、読者にAPNの対象理解の方法、深いアセスメント、一貫性のある実践と評価を理解していただけるようにと苦慮しました。改めて「実践の可視化」という課題に向き合う過程でした。
最後に、本書の刊行にあたり、執筆の労をおとりくださいました萱間真美先生、中村美鈴先生に、この場を借りてお礼を申し上げます。
2026年4月
編者を代表して 宇都宮 明美
目次
【第1章 次世代を担うAPNへの期待】
APNの国際的背景とわが国の将来への期待
【第2章 APNの直接的臨床実践】
1 概論
高度実践看護師(Advanced Practice Nurse;APN)の実践とは
2 直接的臨床実践(Direct Clinical Practice)
CNS実践報告1
「悪いことは聞きたくない」という拒絶を適応へのプロセスとして読み解く
~再発の現実に揺れるがん患者が最善の意思決定へと向かうことを支える
がん看護専門看護師の実践
CNS実践報告2
重症心不全終末期における尊厳ある最期の支援
~急性・重症患者看護専門看護師によるホリスティックな視点を用いた
直接ケアと倫理調整
CNS実践報告3
葛藤の言語化を通じた家族の意思決定支援
~停滞した適応過程の再活性化を促す家族支援専門看護師の実践
CNS実践報告4
慢性の病いの軌跡において、その人の暮らしを共に見出す実践
CNS実践報告5
認知症高齢者の「今、ここにある強み」を活かす共有意思決定支援
~「代理」から「伴走者」への転換を導く老人看護専門看護師の臨床実践
CNS実践報告6
「守られる子ども」から「人生を選択する主体」へ
~在宅看護専門看護師による小児の自律性を尊重した支援
NP実践報告1
Endsleyの状況認識モデルを用いたDirect Clinical Practiceの可視化
NP実践報告2
チームの評価焦点をそろえ回復を再始動させるNPの実践
NP実践報告3
総合内科におけるNPの病棟管理
NP実践報告4
「絆ぐ―つなぐ―」 ~在宅医療チームの結節点としてのNPの実践
NP実践報告5
診療を編成するAPNの実践
NP実践報告6
地域を単位としたDirect Clinical Practice
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書籍情報
- ISBN:9784840491280
- ページ数:176頁
- 書籍発行日:2026年6月
- 電子版発売日:2026年6月25日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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