結果の出せる評価と治療 筋緊張から紐解く機能障害

  • ページ数 : 282頁
  • 書籍発行日 : 2026年6月
  • 電子版発売日 : 2026年7月3日
¥7,920(税込)
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商品情報

内容

【❝筋が硬いからほぐす❞から卒業する! 臨床の迷いを解決する革新的アプローチ】

「筋を十分に緩めたはずなのに関節可動域制限が残る」「痛みが改善しない」――臨床現場でこのような「筋緊張」の壁にぶつかったことはありませんか?

本書は、「硬い=ほぐす」といった対症療法的な介入を脱却し、筋緊張が生じる「真の原因」に迫るためのリハビリテーション専門書です。リハビリ業界を牽引する4名のトップスペシャリスト(園部俊晴・河端将司・祝広孝・真鍋清則)が結集し、以下の4つの多角的な視点から機能障害のメカニズムを徹底解説します。

末梢神経:エントラップメント、滑走不全の評価と神経障害性疼痛の鑑別
力学:荷重位における力学的負荷(関節モーメント)が与える影響
触察:解剖学に基づく高再現性の筋コンディショニング(MCP)
中枢神経:姿勢制御メカニズムと重力に抗する治療原則

経験や感覚に頼らない、エコー画像やイラストを用いた解剖学的・生理学的根拠に基づく評価と介入方法を収録。整形外科疾患から脳卒中後遺症まで、幅広い症例の「筋緊張」に悩むすべての理学療法士、医師へ贈る実践的ガイドブックです。

序文

序文
多角的な視点で捉え直す「筋緊張」のコントロール

臨床の現場では、「筋が硬い」「張っている」「収縮が弱い」といった筋緊張の異常に日々遭遇します。多くのセラピストが、ストレッチやマッサージ、筋力トレーニングなど、さまざまな方法で改善を試みていますが、「現象」への介入だけでは根本的な解決に至らず、臨床推論に行き詰まることも少なくありません。

本書は、筋緊張という複雑な現象を多角的かつ本質的に理解し、より確かな治療へ結びつけるための一冊です。

筋緊張の異常の背景には、筋そのものだけでなく、力学的要因、末梢神経の滑走不全、解剖学的受容器の反応、中枢神経系による姿勢制御など、多様な要素が絡み合っています。そこで、本書では第一線で活躍する4名のスペシャリストが、それぞれの視点から「筋緊張のコントロール」に切り込んでいます。

第1章(河端将司先生)では、末梢神経の「疎通・滑走・緊張・伝導」という観点から筋緊張の異常を捉え直し、超音波診断装置(エコー)を活用した精度の高い臨床推論と実践的アプローチを紹介します。

第2章(園部俊晴)では、姿勢や動作によって生じる関節モーメントと筋緊張の関係を力学的視点から解説します。痛みを発する組織を特定する「組織学的推論」と、なぜ負荷が生じるのかを考える「力学的推論」を統合した“考える治療”の重要性を示しています。

第3章(祝 広孝先生)では、解剖学的知識と標準化された触察手順に基づく「MES(筋腱移行部および腱骨移行部刺激)」を紹介します。特別な感覚に頼らず、再現性の高い徒手介入を学ぶことができます。

第4章(真鍋清則先生)では、中枢神経障害における姿勢筋緊張のメカニズムを解き明かし、弛緩、筋緊張低下、痙縮、連合反応といった病態を深く理解したうえで、感覚情報の統合と身体図式の生成を促す治療原則が、具体的な症例とともに解説されています。

本書で示されるのは、単なる「How to」ではありません。患者に何が起きているのかを考え、仮説と検証を重ねながら本質を見極めるための「視点」と「思考過程」です。

本書が、読者の皆様の臨床推論を深め、多くの患者さんを笑顔にするための道標となることを、心より願っております。また、そう信じています。


筆者を代表して
コンディション・ラボ所長

理学療法士 園部俊晴

目次

【第1章】末梢神経から介入する筋緊張のコントロール(河端将司)

1 はじめに

2 筋緊張の病態解釈の考え方と総論

3 症例から学ぶ筋緊張コントロールの治療戦略

4 おわりに

【第2章】力学的視点から介入する筋緊張のコントロール(園部俊晴)

1 はじめに

2 筋緊張がが生じる要因

3 節モーメント

4 筋緊張が障害に与える影響

5 力学と各種機能を結びつける治療

6 最後に

【第3章】触察技術を応用した筋緊張のコントロール(祝広孝)

1 MCPとは何か ー手技における解剖学と触察技術の重要性ー

2 MESの理論と効果

3 骨格筋に視点を置いた動作・姿勢および関節機能の診方

4 MCPの臨床効果 (MESを中心に)

5 MCPの実際 (MESを用いた歩行へのアプローチ)

6 まとめ

【第4章】中枢神経障害における筋緊張のコントロール 〜メカニズムから治療まで〜(真鍋清則)

1 重力と姿勢筋緊張

2 筋緊張と姿勢筋緊張

3 筋緊張の正常・異常

4 姿勢筋緊張の評価

5 5つの治療原則

6 実際の治療(症例紹介)

7 まとめ

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書籍情報

  • ISBN:9784904862865
  • ページ数:282頁
  • 書籍発行日:2026年6月
  • 電子版発売日:2026年7月3日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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