- m3.com 電子書籍
- 明日から使える!精神科薬物療法 副作用対応の臨床Hack
商品情報
内容
迅速かつ適切な対処法を、エキスパートが教えてくれる!
そして今回は、身体科の医師による「明日から使える」知識も学べます。
ガイドラインだけでは良好な進展が難しい場面も多い精神科臨床。
治療の主軸となる薬物療法で、避けて通ることのできないのが副作用への対応です。
“中止すべきか、このまま使い続けるか…”、
こういった迷える状況に置かれることは、決して珍しいことではないでしょう。
本書はそういった場合に役立ててもらうべく、刊行されました!
下にある目次に示したように
取り上げた11の副作用は普段から遭遇しやすいものであり、
評価や症状の聞き取り、予防方法や鑑別までを多角的かつ実践的に解説しています。
そして、シリーズ最大の特長である「私はこう対応している!」によって
執筆しているエキスパート自身の対処法がより身近に感じながら学べることでしょう。
さらに、本書もう一つの特長が、身体科の医師も執筆に加わっていること。
それぞれの副作用を日常的に対応している診療科の方々に登場してもらい、
どういった点に注意しているのか、どうなったらコンサルトしてほしいかなど
精神科医とは異なった視点から執筆してくれています。
きっと随所に参考となる記載が見つけられるはずです!
そして章末の「ここにも注意なトピックス」では、
精神科医の間でも議論の分かれそうな副作用に関するテーマ、
多汗や抜毛、感覚過敏など患者さんにとっても気になることなど
多岐にわたるテーマをコラム的にまとめていただきました。
学会シンポジウムから始まったこのシリーズが、多くの精神科医に届き
少しでも処方・診療がいい方向に変わるきっかけとなれば嬉しく思います!
【目次情報】
はじめに 6
本書の使い方 8
■Prologue 総論 14
精神科における副作用とは?(古郡規雄)
■Chapter 1 錐体外路症状 24
まずは原因薬剤の調整を検討ししよう(楠戸恵介)
脳神経内科の医師ならこう対処する!!(長瀬さつき)
■Chapter 2 耐糖能異常・代謝障害 44
重症度や精神症状を見極めながら介入していこう(舩槻紀也)
糖尿病・代謝内科の医師ならこう対処する!!(中神朋子,久保田 諒)
■Chapter 3 体重増加 60
薬剤特性を理解しつつ患者との関係構築にも努めよう(吉田和生)
内分泌代謝内科の医師ならこう対処する!!(辻野元祥)
■Chapter 4 便秘 74
精神科薬物療法に合併する便秘症に気を付けよう(山田浩樹)
内科の医師ならこう対処する!!(長尾知子)
■Chapter 5 吐き気・嘔吐・下痢 92
事前のリスク評価や鑑別を意識して薬剤治療を進めていこう(田形弘実)
消化器内科の医師ならこう対処する!!(落 裕太)
■Chapter 6 性機能障害 106
積極的な聞き取りを行い段階的アプローチで対応しよう(村岡寛之)
泌尿器科の医師ならこう対処する!!(佐々木春明)
■Chapter 7 悪夢 123
本当に副作用かに留意しながら柔軟な薬剤調整を心がけよう(松井健太郎)
睡眠科の医師ならこう対処する!!(松井健太郎)
■Chapter 8 口渇 138
マネジメント可能な副作用。エレガントな薬剤調整でスマートに解決しよう(矢田勇慈)
口腔外科の医師ならこう対処する!!(須佐岳人)
■Chapter 9 流涎 154
薬剤による機序の違いを把握し早期発見を意識しよう(菊池結花)
耳鼻咽喉科の医師ならこう対処する!!(山村幸江)
■Chapter 10 ふらつき・めまい 172
多様な症状・原因疾患に目を向け、患者に合った対応を行おう(浅田 遼)
耳鼻咽喉科の医師ならこう対処する!!(清水謙祐)
■Chapter 11 皮疹 187
患者への説明を十分に行い、皮膚科と連携しよう(越智紳一郎)
皮膚科の医師ならこう対処する!!(小田富美子)
【ここにも注意!なトピックス】
1 焦燥感が増した.アカシジアなのか精神症状なのか?(竹内啓善) 41
2 汗,寝汗は薬のせい?(馬場 元) 57
3 薬への依存症に対する対応は?(常用量依存)(稲田 健) 71
4 市販薬依存への対応(桑原秀徳) 89
5 過鎮静は副作用か効果か?(川俣安史) 103
6 髪の毛が抜けてきた.薬のせい?(冨田 哲) 120
7 睡眠薬を飲んでいると認知症になるの?(高江洲義和) 135
8 多飲症・水中毒は病状? 口渇の副作用から?(佐久間睦貴) 151
9 肝機能障害が出た.薬の用量を調整? 切り替え?(田中優樹,青木宣篤) 168
10 腎機能障害が出た.薬の用量を調整? 切り替え?(菅原裕子) 184
11 聴覚を中心とした感覚過敏が出た.薬の姓?(鈴木悠平) 201
事項索引 204
薬剤名索引 206
おわりに 208
序文
はじめに
本書を手に取っていただき,誠にありがとうございます.本書は,「精神科薬物療法 臨床Hack」シリーズの第2弾として刊行されました.2025年6月刊行の前作では,「明日から使える精神科薬物療法」をキーワードに,日々の診療で精神科医が直面する迷いや判断の揺らぎに,真正面から向き合うことを目指しました.その試みは多くの先生方に共有され,同年10月に京都で行われた日本臨床精神神経薬理学会総会においても,「臨床Hack」シンポジウムは例年通り,満員御礼,さらには立ち見が出るほどの盛況が続きました.座長席から会場を見渡しながら,精神科臨床の現場にはまだ語られるべき「薬物療法の困りごと」が数多く残されていることを,改めて実感した次第です.
精神科薬物療法が日常診療の中心である以上,避けて通れないのが副作用の問題です.効果と副作用はしばしば表裏一体であり,「よく効いているが,何となく困っている」「中止するほどではないが,このままで良いとも言い切れない」といった状況は,決して珍しいものではありません.むしろ,そのような場面こそが精神科診療の“日常”であり,副作用対応は精神科医の臨床判断力が最も問われる領域の1つだと言えるでしょう.
本書では,精神科薬物療法の中で比較的遭遇しやすい副作用を取り上げ,その評価と具体的な対応について,実践的な視点から解説しています.特徴的なのは,精神科薬物療法のエキスパートである精神科医に加え,それぞれの副作用と深く関わる身体疾患領域の専門家にも執筆をお願いした点です.精神科医の視点だけでは見落とされがちなポイントが,身体科の立場から補われることで,「知っているつもりだった副作用」が,少し違った顔を見せてくれるはずです.
また,“ここにも注意なトピックス”と題したパートでは,日常臨床で「実は気になっているけれど,今さら聞きにくい」「調べてみたが,答えにたどり着けなかった」といった問いについて,臨床精神薬理のエキスパートに率直に語っていただきました.いずれも,診察室ではしばしば頭をよぎるものの,カルテには決して書かれない類の疑問ばかりです.本書が,そうした問いを書き留める“心のメモ帳”のような存在になれば幸いです.本書も前作同様,「診察室に1冊,必ず置いていただきたい本」を目指して編集しました.副作用への対応に一瞬迷ったとき,あるいは自らの判断をそっと確認したいときに,気負わず手に取れる―そんな距離感の1冊でありたいと考えています.
今回も,盟友である福岡大学医学部精神医学教室の堀輝教授とともに編集に携わることができたことは,編者として望外の喜びです.異なる施設ではあるものの,同じ領域において切磋琢磨してきた経験が,本書の随所に自然な形で反映されているものと信じています.
最後に,本書の趣旨にご賛同いただき,ご多忙の中で執筆にご協力くださったすべての先生方に,心より御礼申し上げます.また,編者二人の少なからぬこだわりと度重なる修正依頼に,前著同様粘り強くお付き合いいただいた新興医学出版社の石垣光規氏にも,深く感謝申し上げます.
本書が,精神科臨床に携わる皆様にとって,「副作用対応」という,決して派手ではないものの確実に臨床力を高めてくれる領域への一助となることを,心より願っております.
2026年5月
編者 嶽北佳輝
関西医科大学医学部精神神経科学講座
目次
はじめに
本書の使い方
Prologue 総論
精神科における副作用とは?(古郡規雄)
Chapter 1錐体外路症状
まずは原因薬剤の調整を検討しよう(楠戸惠介)
脳神経内科の医師ならこう対処する!!(長瀬さつき)
Chapter 2耐糖能異常・代謝障害
重症度や精神症状を考慮した介入をしていこう(舩槻紀也)
糖尿病・代謝内科の医師ならこう対処する!!(中神朋子,久保田 諒)
Chapter 3体重増加
薬剤特性を理解しつつ患者との関係構築にも努めよう(吉田和生)
内分泌代謝・糖尿病内科の医師ならこう対処する!!(辻野元祥)
Chapter 4便秘
精神科薬物療法に合併する便秘症に気を付けよう(山田浩樹)
内科の医師ならこう対処する!!(長尾知子)
Chapter 5吐き気・嘔吐・下痢
事前のリスク評価や鑑別を意識して薬剤治療を進めていこう(田形弘実)
消化器内科の医師ならこう対処する!!(落 裕太)
Chapter 6性機能障害
積極的な聞き取りを行い段階的アプローチで対応しよう(村岡寛之)
泌尿器科の医師ならこう対処する!!(佐々木春明)
Chapter 7悪夢
本当に副作用かに留意しながら柔軟な薬剤調整を心がけよう(松井健太郎)
睡眠科の医師ならこう対処する!!(松井健太郎)
Chapter 8口渇
マネジメント可能な副作用。エレガントな薬剤調整でスマートに解決しよう(矢田勇慈)
口腔外科の医師ならこう対処する!!(須佐岳人)
Chapter 9流涎
薬剤による機序の違いを把握し早期発見を意識しよう(菊池結花)
耳鼻咽喉科の医師ならこう対処する!!(山村幸江)
Chapter 10ふらつき・めまい
多様な症状・原因疾患に目を向け、患者に合った対応を行おう(浅田 遼)
耳鼻咽喉科の医師ならこう対処する!!(清水謙祐)
Chapter 11皮疹
患者への説明を十分に行い、皮膚科と連携しよう(越智紳一郎)
皮膚科の医師ならこう対処する!!(小田富美子)
【ここにも注意!なトピックス】
1 焦燥感が増した.アカシジアなのか精神症状なのか?(竹内啓善)
2 汗,寝汗は薬のせい?(馬場 元)
3 薬への依存症に対する対応は?(常用量依存)(稲田 健)
4 市販薬依存への対応(桑原秀徳)
5 過鎮静は副作用か効果か?(川俣安史)
6 髪の毛が抜けてきた.薬のせい?(冨田 哲)
7 睡眠薬を飲んでいると認知症になるの?(高江洲義和)
8 多飲症・水中毒は病状? 口渇の副作用から?(佐久間睦貴)
9 肝機能障害が出た.薬の用量を調整? 切り替え?(田中優樹,青木宣篤)
10 腎機能障害が出た.薬の用量を調整? 切り替え?(菅原裕子)
11 聴覚を中心とした感覚過敏が出た.薬のせい?(鈴木悠平)
事項索引
薬剤名索引
おわりに
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
- 全文・
串刺検索 - 目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
- PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
- 南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:11.3MB以上(インストール時:26.9MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:45.2MB以上
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:11.3MB以上(インストール時:26.9MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:45.2MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784880029450
- ページ数:212頁
- 書籍発行日:2026年7月
- 電子版発売日:2026年7月2日
- 判:A5変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。


