皮膚外用薬の使いどころ・使わずどころ

  • ページ数 : 269頁
  • 書籍発行日 : 2026年6月
  • 電子版発売日 : 2026年7月7日
¥4,620(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 最大 84pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当
point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

「皮膚外用薬」を皮膚科医が研修医・若手医師向けに本気で解説!
病棟・救急外来・一般外来など,日常診療で欠かせない「皮膚外用薬」を適切に使うために必要な基本知識,使いどころを,研修医・若手医師向けに皮膚科医がホンネを交えて語りました.薬の使い分けだけでなく,外用アドヒアランスを高めるための説明法や,「これはやらないで」というポイントも解説しています.「担当医として皮膚科コンサルト前に何をすべきか?」の考え方が学べ,「なんとなくの塗り薬」から脱却できる,皮膚診療の入門におすすめの一冊.

序文

はじめに

拙書「皮膚外用薬の使いどころ・使わずどころ ~皮膚科医が伝えたい、外用療法の診療プロセス~」をお手にとっていただき,ありがとうございます.

本書のはじまりは,2024年7月,羊土社とのweb面談でした.「皮膚科受診前に外用治療されてしまうと困ることがありますね」という私の一言から話が広がり,初期研修医や他科の医師向けに外用薬の使い方をまとめた本を作りたいという話になりました.てっきり編集のお手伝い程度だろうと気楽に聞いていたところ,私の単著だと言うではありませんか.思わず言葉を失いました.これまで依頼された原稿は断らずに書いてきたとはいえ,丸々一冊を自分で書くことなど,想像もしていませんでした.それでも,こんな機会は二度とないかもしれない,皮膚科医として光栄なことでもあると思い直し,お受けすることにしました.

そこから出版まで約2年がかかりました.生成AIで何でも簡単に調べられる時代に必要とされる教科書とはどのようなものなのかと悩みました.出した答えは,「AIが学習できない私の心の中を存分に詰め込んで書いてしまうこと」でした.もちろん正確な情報も不可欠ですので,引用文献もきちんと提示してあります.臨床の現場でさまざまな皮疹を前にしたとき,すぐに皮膚科へコンサルトできないなか「とりあえずどうすればよいか」という疑問に,できるだけ応えられるように執筆したつもりです.

本書と他の外用療法の本との違いは,外用薬の「使いどころ」だけでなく「使わずどころ」,すなわち皮膚科医として避けてほしいこと・気をつけてほしいことにも踏み込んでいる点です.外用薬の使い分けはもちろんのこと,外用療法の考え方とそのプロセスを理解していただければ,読んでいただいた方の診療はきっと変わると思っています.

本書の執筆にあたっては,多くの方のお力を借りました.初期研修医が実際にどのような疑問を抱えているかについて,当科をローテートしていた石井徹先生,深津里佳先生,小林咲慧先生,星野日花里先生から貴重な助言をいただきました.また,金沢医科大学皮膚科 清水晶先生・竹田公信先生,琉球大学皮膚科 山口さやか先生,公立七日市病院 工藤亜希子様,同門の服部友保先生・新見佳保里先生にもご協力いただきました.いずれの方々にも,この場を借りて深謝いたします.そして,内容に沿った素敵なイラストを描いていただいた早瀬あやき様,企画の立ち上げから校正・出版まで一貫してサポートしてくださった羊土社の伊藤様,中田様,清水様に心より御礼申し上げます.

本書を手にとってくださった先生方の日常診療に,少しでも役立てていただければ,これ以上の喜びはありません.


2026年5月

群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学 准教授
安田正人

目次

総論

第1章 皮膚のキホン

1.皮膚の構造

2.皮膚のバリア機能と保湿

3.免疫器官としての皮膚

4.皮膚の再生修復メカニズム

第2章 外用療法ってナニ?

1.さまざまな治療のなかでの外用療法の位置づけ

2.外用療法の利点と欠点

3.剤形の使い分け

第3章 上手な塗り方ガイド

1.塗布量と外用回数

2.塗り方のコツ

3.外用アドヒアランスを高めるための説明法

第4章 イロイロな外用薬

1.古典的外用薬

2.ステロイド外用薬

3.抗菌薬含有外用薬

4.抗真菌外用薬

5.抗ウイルス外用薬

6.活性型ビタミンD3外用薬

7.保湿剤

8.痤瘡治療薬

9.皮膚潰瘍治療外用薬

10.新しい外用薬

各論

第5章 ケースで学ぶ外用療法

1.子どもがずっと掻きむしってます

2.手荒れが治りません

3.腕に急にブツブツができました

4.肌が乾燥して,粉をふいています

5.おじいちゃんの湿疹が治りません

6.足の指の間がジュクジュクしています

7.爪が白くなりました

8.フケが多くて,黒い服が着られません

9.全身にカサカサした発疹が出てきます

10.顔の赤みがとれません

11.ニキビが治りません

12.クチビルが荒れて,痛いです

13.ときどき口唇の周りに水ぶくれができます

14.掻くと皮膚が赤く盛り上がってきます

15.カップラーメンのお湯をこぼして水ぶくれになっています

16.抗菌薬はじめたら,赤くなってます

17.抗がん剤の副作用でしょうか

18.床ずれができました

19.陰部がただれています

20.皮膚がベロっと剥けました

重要語索引

薬剤索引

著者プロフィール

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:14.1MB以上(インストール時:32.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:56.4MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:14.1MB以上(インストール時:32.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:56.4MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784758124553
  • ページ数:269頁
  • 書籍発行日:2026年6月
  • 電子版発売日:2026年7月7日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。