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- 実用細胞診ハンドブック
商品情報
内容
序文
序文
医学の進歩は著しく,細胞診においても新たな疾患概念や診断基準が次々と提示され,知識と技術の更新は不可欠となっている.また,分子病理学の発展や治療選択の高度化により,細胞診に求められる役割は大きく変貌し,必要な情報に迅速かつ確実にアクセスできる実践的手引きの価値は一段と高まっている.
私はこれまでいくつかの細胞診関連書籍の作成に携わってきたが,本書では「ハンディであること」「使いやすいこと」「初学者にも理解しやすいこと」を徹底的に追求した.2008年に上梓した前著『実用細胞診トレーニング』の形式を踏襲しつつ,この20年弱で変化した診断概念と実務を最新知見に基づき刷新し,日常診療で“ 即戦力” となるハンドブックとして再構成した.
本書は常に手元に置き,必要なとき即座に参照できる点で,従来の体系的教科書とは一線を画す.執筆陣には各分野のベテランに加え若手も参加し,病理医と細胞検査士がともに執筆することで,基礎から応用,実践的視点までを無理なく行き来できる構成とした.
さらに口腔領域や免疫細胞化学を新たに加え,章末には演習問題,随所にコラムを設け,読者の思考を深めることを意図した.掲載した鮮明な写真は視覚的理解を助け,細胞像の本質に迫る確かな基盤となるはずである.
本書の出版に尽力いただいた株式会社Gakkenメディカル事業部の宇喜多具家さんに深く感謝の意を表したい.本書が,細胞診に携わるすべての方々の日々の診療と学習を支え,より良い医療の実現に寄与することを願っている.
2026年4月
清水 道生
目次
1 章 知っておくべき細胞診の基礎知識
知っておくべき細胞診の基礎知識
2 章 実践的な細胞診の見方
1.婦人科
①子宮頸部
②子宮内膜
③卵巣
2.呼吸器
3.乳腺
4.甲状腺
5.泌尿器
6.体腔液・脳脊髄液
①体腔液
②脳脊髄液
7.その他
①口腔
②唾液腺
③肝・胆・膵
④リンパ節
⑤脳腫瘍
⑥骨軟部
3 章 免疫細胞化学
免疫細胞化学
コラム
コラム1.Salt and pepper chromatin について
コラム2.子宮頸部上皮性病変組織分類の変遷
コラム3.HPV 単独検診時代のトリアージ細胞診
コラム4.子宮頸部病変における細胞診・ 組織診の乖離と診断基準の課題
コラム5.細胞異型という名のグレーゾーン
コラム6.定義と実務の間にある“ 乳頭状”
コラム7.乳腺診断におけるFNAとCNB ── 日本の現場が迎える移行期
コラム8.細胞診の落とし穴:標本の背後に潜むコンタミネーション
コラム9.細胞診で“ 気づく力” を磨く
コラム10.細胞診を読み解く“5つの診断クルー”
コラム11.細胞診の本質:形態学を超えた” 読み解く力”
コラム12.その形,見逃すな── 特徴的な“5つの細胞像”
コラム13.細胞診の心得七か条
コラム14.AI時代の細胞診── 最後に残るのは“ 人間の違和感”
コラム15.病名変更にみる医学の進歩── この20年の歩み
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書籍情報
- ISBN:9784059890928
- ページ数:280頁
- 書籍発行日:2026年5月
- 電子版発売日:2026年8月12日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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