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- AI・SNS時代の研究ライフハック
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内容
序文
序文
私は脳神経外科医としてキャリアを開始してから、脳腫瘍の基礎研究者に転身して、医学研究の世界で生きてきました。紆余曲折あったものの、今ではアメリカで自分のラボを運営して、自分たちの新薬を患者さんに届けようと会社も作り、医療研究の世界で積極的に活動しています。また、本業の傍で、SNSを介して一般の方向けの医療情報発信もしていて、ありがたいことに多数のフォロワーに見てもらったりもしています。
研究はとてもエキサイティングな活動ですが、うまくいかないことも多く、成果を上げるにはとても大変なのも確かです。研究を成功させるには、自分自身の研究技術と知識の向上やメンタルの維持が欠かせず、また上司、同僚、家族とのコミュニケーションも円滑に行う必要があります。適切な情報収集とアイデアの構築も不可欠です。若い研究者が研究世界で成功するためには、本当に多くのことを学んでいかないといけません。
研究の世界には天才と呼ばれるような人たちがいます。天才的なアイデアを生んで、華麗に成功を収める人たちがいます。私は残念ながらそのような天才ではなく、周りの才能あふれる人に圧倒されてきました。そんな中でも、私がここまでキャリアを進めてこられたのは、いろいろなライフハックを指導者や先輩方から教えてもらい、また自分でも編み出してきたからだと思っています。時代の中で登場してきたツールであるSNSや生成AIも積極的に取り入れて、研究の速度を上げ、効率よく研究活動を進めてきたのも大きいと思っています。
これらのコツは、これから研究を始めようと思っている若者や、激動の現代で苦労している研究者にもきっと活かせるものと思っています。そのコツをお伝えしたいなと思って、この本を書きました。
研究のやり方というのは研究室独自の“ 秘伝のタレ” のようなかたちで、代々伝えられてきていることが多いです。それも悪くはないのですが、積極的に教えてくれる先輩に恵まれないと、まとまったかたちで教われないこともあります。
本書籍では、研究計画の立て方、情報収集、コミュニケーション、キャリアアップ、留学、英語、情報発信にフォーカスして、現代の研究者に必要なライフハックを丁寧に解説しました。研究世界は多様ですので、すべての研究分野の方に合わせることは難しいですが、どの研究世界の人でも活用できるライフハックを紹介していますので、多くの方が活用できるのではと思います。
また、生成AIの分野で日本の医学会のトップリーダーである大塚篤司先生、医療情報発信の先駆者、第一人者である山本健人先生(外科医けいゆう)との対談も掲載しています。お二人のエキスパートの実経験に基づくアドバイスも、たいへん参考になるかと思います。ご協力いただいた両先生には心より感謝申し上げます。
この本で学んだことをベースにして、その後に自分の分野独自の知識や技術に広げていただき、自分なりの手法を確立してもらえればと思います。本書を読んだ研究者のみなさんが、将来、素晴らしい研究成果を上げてくれることを願っています。
2026年7月
アラバマ大学バーミンハム校(UAB)脳神経外科 助教授
大須賀 覚(Satoru Osuka
目次
【1章 研究の進め方】
■1.1 研究計画の立て方
■1.2 研究を円滑に進めるコツ
■1.3 データ管理の重要性
■1.4 研究がうまくいかないときの解決方法
■1.5 メンタルをどう維持するのか?
■1.6 時間を有効活用する仕事術
【2章 情報収集の仕方】
■2.1 情報の種類と特徴
■2.2 論文の探し方
■2.3 論文の読み方
■2.4 生成AIを利用した情報収集
■2.5 SNSを利用した情報収集
■2.6 教科書の活用法
■2.7 学会での情報収集
【3章 人間関係】
■3.1 コミュニケーションの大事さ
■3.2 ラボメンバーとのコミュニケーション
■3.3 指導者とのコミュニケーション
■3.4 共同研究者とのコミュニケーション
■3.5 パートナーとのコミュニケーション
■3.6 人間関係のトラブルの解決方法
【4章 キャリアアップ】
■4.0 キャリアアップに大事なことは?
■4.1 研究業績(論文)
■4.2 研究費の獲得
■4.3 専門的知識と技術の習得
■4.4 ネットワーク構築
■4.5 素晴らしい人間性
■4.6 章の最後に
【5章 留学】
■5.0 留学を考えているあなたへ
■5.1 留学の目的 ──なぜ海を渡るのか
■5.2 研究室の探し方 ──成功の鍵を握る選択
■5.3 留学準備 ──夢を現実にするステップ
■5.4 留学のタイミング ──いつ行くべきか
【6章 英語学習】
■6.1 英語学習で最初に知っておくべきこと
■6.2 英語学習で大事なこと
■6.3 英語学習方法
■6.4 英語でコミュニケーションを取るコツ
■6.5 英語での学会発表
■6.6 章の最後に
【7章 情報発信】
■7.0 情報発信について、私が考えていること
■7.1 情報発信をすると良い理由
■7.2 どの媒体で発信するのか
■7.3 SNSでの発信内容
■7.4 情報発信で成功するコツ
■7.5 情報発信をする上での注意点
【8章 Interview】
■8.1 研究と生成AI ──大塚篤司先生に聞いてみた
■8.2 研究と情報発信 ──山本健人先生に聞いてみた
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書籍情報
- ISBN:9784840491563
- ページ数:272頁
- 書籍発行日:2026年9月
- 電子版発売日:2026年8月25日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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