イラストで理解する みんなの血液内科学 第2版

  • ページ数 : 320頁
  • 書籍発行日 : 2026年9月
  • 電子版発売日 : 2026年9月1日
¥5,500(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 最大 300pt ( 6 %)
m3ポイント:1%相当
point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容


アタマでイメージできれば血液学はもっと面白い!
刊行以来好評をいただいている書籍が8年ぶりに改訂された.血液学の基礎から病態生理までを豊富なイラストとわかりやすい文章で解説.関連するガイドラインの改訂や新規薬剤の登場,遺伝子領域の最新知見などを反映し大幅ページ増となった待望の第2版.国試対策から実臨床まで,入門書としても最適の一冊.

序文

第2版の序

2018年に医学生を主な対象として「イラストで理解するみんなの血液内科学」という本を書かせていただきました.「血液学の面白さ」「血液学の病態生理」などの要点をわかりやすく伝えたいという思いや,学生向けの本の内容が若干難しいのではないかと思い,執筆させていただきました.

第1版の序の記載として「血液内科学の進歩が早く,教科書と実臨床があっていない」ことも記載しましたが,8年の月日が経過し医療がさらに発展したため,第1版の記載では対応できていないことも色々と出てきました.

第2版では8年間に変更されたガイドラインなどで変わった治療の変更点,新しい薬剤,遺伝子などの新しい発見などを中心に内容をアップデートしました.

特に遺伝子検査の進歩,分子標的薬やBsAbやCAR—T細胞療法が実臨床として実施されるようになり,その記載が重要になりました.内容の改訂だけでなく,ページ数として90ページほどの増量になっていると思います.

第1版同様に「できるだけわかりやすく」「イメージしやすい」ことを目標にしています.この本だけでも医師国家試験などの血液内科領域には十分に対応できると思います.大筋を理解することが目標のため,細かい記載は省いているものも多くあります.

また,この本が多くの看護師さん,看護学生さん,薬剤師さん,薬学生さんにもお役立ていただいていると伺っております.この本が血液内科に携わる医療従事者や医療系学生さんのお役に立てることを祈念しております.血液内科がわかりやすく,楽しい領域と感じていただければ嬉しく思います.


渡邉 純一

目次

総論

001 血液内科とは

002 血液内科の楽しさ

003 ベイズの定理と診断学

004 血液内科における診断学

005 血液内科の治療

006 血液とは

007 血球分離と末梢血検査

008 赤血球について

009 赤血球の膜蛋白とヘモグロビン

おまけ1 腫瘍の免疫回避機構

010 鉄代謝とヘプシジン

011 白血球の分類

012 顆粒球の機能と機能異常

013 単球・マクロファージの機能・分布・機能異常

014 リンパ球の機能と機能異常

015 T細胞レセプター・B細胞レセプター・免疫グロブリンの多様性

016 血小板とその機能

017 血小板機能不全と抗血小板薬

018 凝固系と二次止血

019 抗凝固と線溶系

020 骨髄と造血機能

021 造血幹細胞と血球分化

おまけ2 造血ニッチ

022 胸腺・脾臓・リンパ節の構造と機能

023 リンパ節におけるリンパ球活性化の仕組みと悪性リンパ腫

症候学・診断学

024 貧血

025 出血傾向

026 リンパ節腫脹

027 脾腫

028 血栓症

029 末梢血血球算定と血液像検査

030 骨髄穿刺と骨髄生検

031 リンパ節生検の適応と検査項目

032 フローサイトメトリー(表面マーカー)の原理と見方

033 重要な細胞表面マーカー(学生でも覚えておいたらよいもの)

おまけ3 T濾胞ヘルパー細胞起源リンパ腫(濾胞ヘルパーT細胞リンパ腫)

おまけ4 タグラキソフスプ

034 フローサイトメトリーの目的

035 染色体分析(G分染法とFISH法)

036 有名な染色体異常とその面白さ

おまけ5 BCR::ABL1とミリストイルポケット

037 遺伝子検査(特にサザンブロットとPCR)

038 遺伝子検査(遺伝子変異解析やマイクロアレイ,次世代シーケンサーなど)

おまけ6 遺伝子パネル検査

039 HLA検査

040 血小板機能検査とクロスミキシングテスト

041 血液内科における画像検査

おまけ7 FLT3変異

治療

042 抗がん剤総論

043 一般的な血液抗がん剤治療の考え方

044 放射線治療(放射線免疫療法を含む)

045 免疫抑制療法の考え方

046 輸血療法,ヒト血液由来成分の補充療法

047 サイトカイン療法

おまけ8 抗体医薬あれこれ

048 感染症治療と予防(発熱性好中球減少症を中心に)

おまけ9 B型肝炎ウイルス再活性化

049 CAR‒T細胞療法① メカニズム

050 CAR‒T細胞療法② 採取〜輸注

051 CAR‒T細胞療法③ 治療

052 サイトカイン放出症候群(CRS)

053 免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)

054 二重特異性抗体療法(BsAb)

055 造血幹細胞移植の考え方

056 自家移植と同種移植(ドナーソースも併せて)

057 HLA半合致移植(ハプロ移植:Haploidentical)

058 急性GVHDと慢性GVHD

おまけ10 学生向け医療統計

059 GVHDの新規薬剤

赤血球系

060 鉄欠乏性貧血の診断

061 鉄欠乏性貧血の原因と治療

062 小球性貧血の鑑別と鉄代謝マーカー

063 巨赤芽球性貧血の症候と診断

064 ビタミンB12欠乏性貧血の治療と経過観察

065 溶血性貧血とその診断

066 溶血性貧血の病型診断

067 自己免疫性溶血性貧血(AIHA)の特徴と治療

068 溶血性貧血+血小板減少(Evans症候群かTTPか)

069 発作性夜間血色素尿症(PNH)の原因と診断

070 PNHの症状と治療

071 PNHの新規薬剤

072 遺伝性球状赤血球症(HS)とは

073 その他の国試対策用の遺伝性溶血性貧血

074 造血不全の疾患

おまけ11 NF‒κBシグナル

075 赤芽球ろうとは

076 再生不良性貧血(AA)の病態

077 AAの診断と重症度

078 AAの治療

079 骨髄異形成症候群(MDS)とは

080 MDSの症候と診断

081 MDSの病型分類(WHO第5版)

082 MDSの病型分類(ICC分類)

083 MDSの分類の比較

084 MDSに特徴的な異形成(カテゴリーAの異形成を中心に)

おまけ12 Clonal Hematopoiesis of Indeterminate Potential(CHIP)

085 MDSに特徴的な染色体異常と遺伝子異常

おまけ13 MDSのドライバー変異①

おまけ14 MDSのドライバー変異②(MDSのクローン進展)

086 MDSの予後

おまけ15 IPSS‒M

おまけ16 エピジェネティック,RNAスプライシングなど

おまけ17 MLL遺伝子やMLL‒PTD(MLL部分タンデム重複)

087 MDSの治療の基本

088 低リスクMDSの治療

おまけ18 赤血球分化とダルベポエチン,ルスパテルセプト

089 高リスクMDSの治療

おまけ19 5q‒症候群

白血球系

090 急性白血病と慢性白血病

091 急性白血病とは

092 急性白血病の治療

093 急性白血病に対する抗がん剤治療と支持療法

おまけ20 チロシンキナーゼ

094 急性骨髄性白血病(AML)と急性リンパ性白血病(ALL)

095 AMLの発症メカニズムと遺伝子変異

おまけ21 遺伝子変異と遺伝子異常

096 遺伝子異常で定義されるAML(WHO分類 第5版)

おまけ22 MAPキナーゼカスケード

097 ICC2022に基づくAML/MDS—AMLの診断過程

098 AMLの予後評価

099 急性前骨髄球性白血病(APL)とその治療

おまけ23 ATRA+ATO

100 CBF白血病の治療

おまけ24 家族性造血器腫瘍

おまけ25 ELN2017とELN2022の比較

101 分化段階で定義されるAML

おまけ26 FLT3‒ITD変異陽性AMLとキザルチニブ併用療法

102 高齢者AMLの治療

103 ベネトクラクス+アザシチジン(VEN+AZA)

おまけ27 ダウノルビシン・シタラビン リポソーム製剤

おまけ28 イボシデニブ(IDH1阻害薬)

104 ALLの分類と治療

105 再発難治ALLの治療

おまけ29 TKI+ブリナツモマブ

106 慢性骨髄性白血病(CML)とその特徴

107 CMLの症状と検査結果・リスク分類

108 CMLの治療薬(TKI)

109 CMLの治療薬(アシミニブ:ミリストイルポケット結合型阻害剤)

110 CMLの治療反応性

111 骨髄増殖性腫瘍(MPN)とは

112 真性多血症(真性赤血球増加症:PV)とは

113 PVの治療

114 本態性血小板血症(ET)とその治療

おまけ30 CALR変異と抗CALR変異抗体

おまけ31 P値,信頼区間

115 原発性骨髄線維症(PMF)の症状と診断

116 PMFの治療アルゴリズムと治療

おまけ32 JAK/STAT経路

117 好酸球増加症候群(HES)と関連疾患

118 慢性リンパ性白血病(CLL)と類縁疾患

119 CLLの診断と病期・予後分類

おまけ33 CLLの予後因子

120 CLLの治療アルゴリズム

121 CLLの治療

おまけ34 B細胞受容体とブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)

おまけ35 共有結合型BTK阻害薬と非共存型BTK阻害薬

122 悪性リンパ腫とは

123 悪性リンパ腫の診断と病期診断

124 CHOP療法とサルベージ治療

125 CHOPを超えた治療

126 低悪性度リンパ腫とは

127 低悪性度リンパ腫の予後指標

128 辺縁帯リンパ腫(MZL)の治療アルゴリズム

129 MALTリンパ腫とその治療

130 濾胞性リンパ腫の治療

131 再発・難治FLの治療

おまけ36 B細胞の分化抗原

132 LPL/WMについて

133 LPL/WMの分子病態と治療

おまけ37 アポトーシスシグナル(BCL‒2)

134 中等悪性度非ホジキンリンパ腫とは

おまけ38 MYD88

おまけ39 ABC型DLBCLの細胞内シグナル伝達

135 DLBCLの予後指標と予後因子・治療

おまけ40 DLBCLの新しい遺伝子サブタイプ1

おまけ41 DLBCLの遺伝子サブタイプ2(C1~C5)

136 再発難治DLBCLの治療

おまけ42 イブルチニブ併用R‒CHOP

137 MCLの病態と治療アルゴリズム

138 MCLの予後と治療

おまけ43 サイクリンなど

139 高悪性度リンパ腫とは

140 HGBL(High—Grade B cell—Lymphoma)

おまけ44 ダブルヒットリンパ腫の遺伝子特性を持ったGCB型DLBCL

141 T細胞リンパ腫

142 PTCLについて

143 T細胞リンパ腫の新薬

144 ATLLの特徴

おまけ45 c‒Mycに関して

145 ATLLの分類と治療

146 HTLV‒1キャリア対策

147 ホジキンリンパ腫とは

おまけ46 PD‒1阻害とPD‒L1阻害の違い

おまけ47 免疫チェックポイント阻害薬

148 多発性骨髄腫とは

149 骨髄腫の多段階発がんと染色体異常

おまけ48 ユビキチンとプロテアソーム

150 骨髄腫の病期分類と予後

151 多発性骨髄腫の治療指針

152 骨髄腫のKey drug(Triple class)

153 多発性骨髄腫の治療薬(その他)

154 再発・難治多発性骨髄腫の治療

155 骨髄腫の治療レジメンと治療薬の組み合わせ

156 骨髄腫の治療薬の副作用

おまけ49 ベランタマブ マホドチン

157 形質細胞が関与する疾患(POEMS症候群と原発性アミロイドーシス)

158 血球貪食症候群(HPS)とは

159 リンパ節腫脹をきたす良性疾患(キャッスルマン病など)

160 伝染性単核球症(IM)の診断と抗原・抗体の推移

おまけ50 IMiDsのメカニズム

おまけ51 相関,寄与率,多変量解析

止血血栓

161 免疫性血小板減少症(ITP)の病態と治療の原則

162 ITPの診断

おまけ52 生存曲線

163 ITP治療の流れと治療薬のメカニズム

164 ITPの初回治療(ステロイド)

165 ITPのセカンドラインの比較

166 ITPの新薬(エフガルチギモドとホスタマチニブ)

おまけ53 リルザブルチニブ

167 播種性血管内凝固(DIC)とそのメカニズム

168 DICの診断と治療

169 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)

170 TTPの新規治療薬(カプラシズマブ)

おまけ54 ADAMTS13と先天性TTP(ADAMTS13補充)

171 溶血性尿毒症症候群(HUS)と非典型HUS(aHUS)

172 血友病

173 血友病の新薬(エミシズマブ,コンシズマブなど)

174 von Willebrand病(vWD)

175 抗リン脂質抗体症候群(APS)

176 ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)

177 血栓症を起こす先天性疾患

参考文献

あとがき(第2版)

あとがき(初版)


索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:33.4MB以上(インストール時:74.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:133.5MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:33.4MB以上(インストール時:74.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:133.5MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784498225114
  • ページ数:320頁
  • 書籍発行日:2026年9月
  • 電子版発売日:2026年9月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。