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- これから始めるPCI[Web動画付] 第3版
商品情報
内容
序文
はじめに
本書「これから始めるPCI」は,PCIをこれから学ぶ方にも,日々PCIに携わっている方にも,「見て,理解して,実践できる」ことを目指した本です。
本書の大きな特徴は,できるだけ文章を短くし,写真やイラスト,画像を多く用いていることです。PCIは,文章だけでは伝わりにくい手技やデバイスの特徴が数多くあります。そこで,実際の画像や写真を見ながら理解できるよう,視覚的なわかりやすさを大切にしました。
また,今回の改訂(第3版)では,第2版での改訂と同様に,前版から変更点のあった,もしくは新たに登場したデバイスについても取り上げています。「従来はこのデバイスを使っていたが,現在は何を使うのか」「新しいデバイスはどのように扱うのか」「ストラテジーがどのように変わったのか」といった点にも触れ,進化を続けるPCIを理解するために必要な情報を盛り込みました。静止画像だけでなく,手技や造影の実際がわかる動画も数多く加わっています。
さらに,PCIは術者だけで完結する治療ではありません。看護師,臨床工学技士,放射線技師など,多くのメディカルスタッフがそれぞれの専門性を発揮し,1つのチームとして治療にあたります。本書でも,スタッフ間で知識や情報を共有することの重要性を大切にしています。
PCIをこれから始める方には,まず全体像をつかむために,PCIをすでに経験している方には,知識を整理し,最新のデバイスや手技を確認するために,本書を活用いただければ幸いです。
2026年8月
心臓血管研究所所長
及川裕二
目次
Ⅰ PCIに必要な基礎知識
1 PCIってなに? 岸 幹夫
PCIの適応疾患
事前の治療ストラテジー構築とCTの役割
PCIの手順
PCI に使用する主要デバイス
2 PCIに必要な設備およびスタッフ配置 松野俊介
PCIに必要なスタッフ
PCIに必要な設備
PCI に必要な機器とスタッフの役割
Ⅱ アプローチ部位の選択
1 大腿動脈アプローチの利点と欠点 浅野充寿
はじめに:現代のPCIにおける大腿動脈アプローチの立ち位置
大腿動静脈の解剖学的理解と最適な穿刺ポイント
最適な穿刺部位
アンギオ(透視)ガイド穿刺の実際
エコーガイド穿刺の実際
止血の基本:用手圧迫のプロフェッショナルへ
止血デバイス
穿刺部合併症とその対処法
2 橈骨動脈アプローチの利点と欠点 鈴木孝英
橈骨動脈アプローチの利点
TRIの有用性と適応
TRI におけるガイディングカテーテルの選択と操作
7Fr TRIの実際
slender PCI
急性心筋梗塞におけるTRIの利点
TRIの止血
TRIの合併症
Ⅲ ガイディングカテーテルの選択
1 右冠動脈 遠藤彩佳
右冠動脈のGCを選択するうえで必要な解剖学的知識
右冠動脈はGCでバックアップを得られるか
右冠動脈に選択するGCの種類
GCのエンゲージに難渋するときの対処法
GCによる右冠動脈損傷を予防するために
2 左冠動脈 細川雄亮
左冠動脈のPCIに際してGCに求められること
左冠動脈のPCIにおいて基本となるGCの形状
病変別のGCストラテジー
まとめ
Ⅳ ガイドワイヤーとシェイピング
1 ガイドワイヤーの構造と選択,シェイピングのコツ 小川崇之
ガイドワイヤーの分類
各種ガイドワイヤーの先端荷重・サポート値
ガイドワイヤーの選択
シェイピング法
まとめ
Ⅴ バルーンカテーテルの選択
1 バルーンカテーテルの構造と病変に適した選択法 保坂文駿
バルーンカテーテルの基本構造
バルーンカテーテルの基本構造
バルーンカテーテルの種類と特徴
薬剤コーテッドバルーン(DCB)
病変特性に応じたバルーン選択
バルーン拡張における合併症と対策
まとめ
Ⅵ ステントの選択
1 ステントの構造と種類 矢部敬之
ステントの歴史
XIENCE Skypoint™
Onyx Frontier™
SYNERGY™ XD
SYNERGY™ MEGATRON
Ultimaster Nagomi™
Orsiro® Mission
Coroflex® ISAR NEO
BioFreedom™ Ultra
COMBO® PLUS
Ⅶ イメージングモダリティ
1 IVUS 園田信成
治療前のIVUSチェック項目
ステント留置時のIVUSチェック項目
ステント留置後のIVUSチェック項目
新しいIVUSシステム① NIRS-IVUS
新しいIVUSシステム② AnteOwl WR™ IVUS
2 OCT/OFDI 宮本欧史朗,羽原真人
心臓のイメージングモダリティ
OCT/OFDIとは:IVUSとの比較
OCTの臨床応用
3 PCI手技中におけるFFR/NHPRs測定の意義 山下 淳
PCI適応決定の際に重要なこと
FFRとNHPRsの違い
FFRとNHPRs測定における注意点
最大充血時(FFR計測時)と安静時(NHPRs計測時)の病変を通過する血流の違い
PCI施行時の支援ツールとしてのNHPRsの活用
治療後のFFRとNHPRsの乖離をどう考えるか
LMTやLAD近位部病変の評価
iFRとそのほかの安静時指標
Ⅷ マイクロカテーテル
1 マイクロカテーテルの活用法 景山倫也
マイクロカテーテルの基本
マイクロカテーテルの使用目的
特殊なマイクロカテーテル
まとめ
Ⅸ 血管内治療デバイス
1 IVL(血管内破砕術) 藤田雅樹
血管内破砕術(IVL)の概要
IVLの適応病変
IVLの実際
注意が必要な合併症
今後の動向とまとめ
2 アテレクトミー① ロータブレータ 下地顕一郎
ロータブレータの目的
ロータブレータの手技
合併症の予防と対応
guidewire bias(ガイドワイヤーバイアス)
入口部病変
まとめ
2 アテレクトミー② ダイアモンドバック(OA) 小林範弘
構造と使用方法
操作方法
ロータブレータとの違い
実際どのようなシチュエーションで使用するか
使用上の注意点
2 アテレクトミー③ エキシマレーザー(ELCA) 足利貴志
ELCAの必要機材と構造
セットアップ方法
基本的な使用方法
適応病変
合併症とその対処法
2 アテレクトミー④ DCA(方向性冠動脈粥腫切除術) 越田亮司
はじめに
DCAの概要
適応病変と避けるべき病変
手技の実際
ステントレスストラテジーとDCA
合併症とベイルアウト
ラーニングカーブと教育
ATHEROCUT® Mk
まとめ
3 DCB(薬剤コーテッドバルーン) 坂元 敦
知っておくべき歴史と開発の方向性
基本構造
適応病変
病変による前処置
まとめ
Ⅹ 血栓吸引デバイスおよび末梢保護デバイス
1 血栓吸引デバイスおよび末梢保護デバイスの使い方 桐ヶ谷英邦,日比 潔
血栓吸引デバイス
末梢保護デバイス
Ⅺ さまざまなテクニック
1 マイクロカテーテル抜去(トラッピングテクニック,エクステンションワイヤー,南都法) 船田竜一
トラッピングテクニック
エクステンションワイヤー
南都法(南都抜き)
2 デバイス挿入困難回避法① ガイドエクステンションカテーテル 田中康太
ガイドエクステンションカテーテル(GEC)とは
GECを考慮する/すべきでない場面
デバイス通過困難時の対応とバックアップの比較
GECの種類
rapid exchange(RX)型
GECを使いこなす
発展編:GP-Lock method
まとめ
2 デバイス挿入困難回避法② Tornus 國井浩行
Tornusとは
Tornus Proとマイクロカテーテルの比較
Tornus Proの安全装置
Tornusの進め方
Tornus使用上の注意点
まとめ
2 デバイス挿入困難回避法③ buddy wire法 芹川 威
屈曲病変に対する冠動脈伸展
石灰化病変に対するスリップ効果
バイアスの変更効果
buddy wire法によるステント留置のpitfall
2 デバイス挿入困難回避法④ アンカーテクニック 加藤大雅
アンカーテクニックとは
アンカーテクニックの方法
特殊なアンカーテクニック
アンカーテクニックを安全に行うために
3 分岐部病変に対するステント留置法 沼澤洋平
分岐部病変とは
側枝閉塞のメカニズム
分岐部病変におけるステント留置の流れ
ステント留置の際の側枝保護法
まとめ
Ⅻ 知っておくべき合併症およびその回避法
1 冠動脈損傷(穿孔,破裂) 三軒豪仁
冠動脈損傷の種類と機序
冠動脈穿孔
初期対応(診断から一時的止血まで)
冠動脈破裂
ヘパリン,ACTに関して
心タンポナーデの診断と対応
まとめ
2 no reflow/slow flow 御手洗敬信
no reflow/slow flowの定義
no reflow/slow flowの機序・要因
no reflow/slow flowの予測
no reflow/slow flowの予防
no reflow/slow flowへの対処
まとめ
3 異物遺残と回収法 津田卓眞
異物遺残
ガイドワイヤー遺残
ステント脱落への対処法
バルーン断裂・遺残への対処法
動画でわかる実際の症例集
4 IVUSスタック 大塚雅人
IVUSカテーテルの先端構造
IVUSスタックの機序
IVUSとガイドワイヤーのたわみ・絡みによるスタックと対処法
ガイドワイヤーエグジットポートの引っ掛かりによるスタックと対処法
IVUSカテーテル自体の高度狭窄へのウェッジによるスタックと対処法
まとめ
5 ロータブレータスタック 坂倉建一
ロータブレータスタックとは
非外科的な対処法
そのほかの対処法
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書籍情報
- ISBN:9784758324397
- ページ数:352頁
- 書籍発行日:2026年10月
- 電子版発売日:2026年9月30日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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