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- 眼科グラフィック2026年増刊 眼鏡・コンタクトレンズ処方の基本×テクニック
商品情報
内容
患者満足度の高い快適な矯正のノウハウ満載の一冊! 眼光学の基礎から眼鏡・CL処方、老視対策、近視進行抑制まで必要な知識を完全網羅! レンズ選びや患者説明など処方にまつわるノウハウが満載。アイフレル世代の老視、子どもの近視に対するアプローチも押さえられる!
序文
編集にあたって
40歳以上の方が,健康面で一番不自由を感じているのは目で,目のことで最も困っていることは「近くが見えづらい」ことです(日本眼科啓発会議による目の健康に関する意識調査,2024).産業衛生分野でもオフィスワーカーの眼精疲労はプレゼンティーイズム※の深刻な要因であり,過矯正やTPOにあわない眼鏡・コンタクトレンズはその原因となります.屈折・調節異常への適切な対応,それを支える検査スタッフの技術向上は国民のニーズとなっています.
また,文部科学省によると裸眼視力1.0未満の子どもは増加しており,小学校1年生で約17%がすでに近視になっており,低年齢化が進んでいます.一方で近視進行抑制の各種治療法の登場により,眼科に定期通院する子どもが増えることが予想されます.こういった子どもたちへの適切な処しも不可欠です.
眼科診療の現場ではさまざまな目の病気に対応しますが,その主役は眼科医です.しかし屈折矯正については,視能訓練士や看護師といった検査スタッフが専門性を発揮できる分野です.適切な眼鏡処方は患者満足度を得やすく,屈折矯正は検査スタッフがヒーロー,ヒロインになれる領域とも言えます.
屈折矯正に「唯一の正解」は存在しません.スタッフ間の活発なディスカッションは最適解を導き出す鍵となります.本書が,眼科診療に携わる皆様にとって屈折という奥深い世界への探求の礎となり,スタッフ同士が気軽に屈折矯正について語り合える環境が広がっていくことを願っております.
※ 心身の不調や疾患を抱えた状態で出勤し,本来のパフォーマンスを発揮できず生産性が低下している状態.
2026年8月
かとう眼科医院 院長
加藤圭一
眼鏡とコンタクトレンズは,どちらも最も身近な屈折矯正手段であり,日常の眼科診療に欠かすことはできません.しかし,その処方における最適解は,患者の年齢や生活環境,職業,視機能,眼表面の状態,さらには装用目的によって大きく異なります.単に視力を出すだけでなく,「見え方の質(QOV)」と「快適さ」を両立させるためには,正しい知識に基づいた誠実で丁寧な診療技術が必要です.
近年は,単なる屈折矯正にとどまらず,老視への対応,近視進行抑制,円錐角膜や屈折矯正手術後の処方など,臨床現場で求められる知識はますます高度化しています.また,コンタクトレンズ診療においては,眼表面の入念な評価から装用指導,定期検査,合併症の早期発見と対処に至るまで,継続的な管理が極めて重要となります.
本書は,眼光学・屈折矯正の基礎から,眼鏡・コンタクトレンズ処方の実際,老視対策,近視進行抑制までを幅広く網羅し,第一線で活躍されている先生方に日々の診療で役立つ知識と実践的な工夫をわかりやすく解説していただきました.眼科医はもちろん,視能訓練士や看護師をはじめ診療に携わる皆様にとって,診察室や検査室で迷ったときにいつでも立ち返ることができる「頼れる一冊」となれば幸いです.
最後に,たいへんご多忙のなか素晴らしい原稿をご執筆いただいたすべての先生方に,心より御礼申し上げます.
2026年8月
東邦大学医学部眼科学講座 教授
堀 裕一
目次
【1章 眼光学・屈折矯正の基礎知識】
■1 眼鏡・CLに関わる眼光学の押さえどころ
■2 屈折異常と調節障害
■3 眼鏡,CL以外の屈折矯正手段
【2章 眼鏡】
■1 眼鏡に関わる基礎知識
A 眼鏡(フレーム)の構造(各部の名称),種類(素材や形)と特徴
B 眼鏡レンズの種類と特徴
■2 眼鏡処方の基本:進め方とポイント
A 準備,問診,所持眼鏡の確認
B 瞳孔間距離の測定
C 眼位検査,優位眼(利き目)の確認
D 他覚的屈折検査
E 矯正視力検査(自覚的屈折検査):眼鏡度数の選定
F 両眼開放屈折検査(装用度数の調整)
G レンズ種類の選定(各種累進屈折力レンズ,着色レンズ,各種コーティングなど)
H 装用テスト
I 眼鏡処方箋の作成
J でき上がった眼鏡のチェック
■3 症例別 眼鏡処方の実際
A 近視(成人)の眼鏡処方
B 近視(子ども)の眼鏡処方
C 遠視(成人)の眼鏡処方
D 遠視(子ども)の眼鏡処方
E 乱視の眼鏡処方
F 不同視の眼鏡処方
【3章 コンタクトレンズ(CL)】
■1 CLに関わる基礎知識
A CLの分類
B CLケア用品の分類
C HCL・SCLの各ケア&患者指導
D CLの適応と選択における基本的な考え方
■2 CL処方の基本:進め方とポイント
A 問診
B スクリーニング検査
C 前眼部の観察
D その他の部位の観察
E CLフィッティングの確認
F CL処方箋の作成
G 定期検査で必要な検査
■3 症例別 CL処方の実際
A 近視・遠視のCL処方
B 円錐角膜へのCL処方
C 屈折矯正手術後の患者へのCL処方
■4 注意すべきCL合併症と対処
A 巨大乳頭結膜炎
B Bitot斑様結膜所見・瞼裂斑炎
C 角膜上皮障害
D 角膜感染症
E 非感染性角膜浸潤
F 角膜内皮障害
G 眼瞼下垂
H マイボーム腺機能不全
【4章 眼鏡・CL処方における私のコツ】
■1 過矯正を防ぐ私のコツ
■2 過矯正を防ぐ私のコツ
■3 過矯正を防ぐ私のコツ
【5章 アイフレイル世代のはじめての老視対策】
■1 未矯正の遠視に対する初期老視対策
■2 CL・眼鏡
A 遠近両用CLの勧め方と処方のコツ
B モノビジョン,モディファイドモノビジョンの勧め方と処方のコツ
C 老視特有の眼鏡・CL処方のポイント
D 眼鏡とCLの併用方法・患者指導
E 複数の眼鏡の併用方法(使い分け)・患者指導
【6章 近視進行を抑えるアプローチ】
■1 近視抑制のブレイクスルー
■2 近視管理用眼鏡(特殊デザイン眼鏡)
■3 低濃度アトロピン点眼液
■4 オルソケラトロジー(アトロピン点眼との併用を含む)
■5 多焦点ソフトコンタクトレンズ処方
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書籍情報
- ISBN:9784840490832
- ページ数:344頁
- 書籍発行日:2026年10月
- 電子版発売日:2026年10月2日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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