検査値の読み方がわかる! ナースのメモ帳

  • ページ数 : 200頁
  • 書籍発行日 : 2026年9月
  • 電子版発売日 : 2026年10月14日
¥2,200(税込)
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商品情報

内容

【「ナースのメモ帳」第3弾 今度は検査値!】
著者累計86,000部突破! SNS総フォロワー35万人の「ナースのメモ帳」第3弾が登場。 診療科にかかわらず検査頻度が高い項目に絞り、わかりやすく解説。似ている検査の違いや、一緒にチェックしたい項目もスッキリ整理! 病態生理→検査値→薬剤選択のつながりがスッと頭に入ります。休憩室や通勤中のスキマ時間での振り返りにも最適な一冊。

序文

まえがき
~本書の構成と活用方法~

血液データは、病態のアセスメントに重要な情報です。検査項目はたくさんありますが、本書は初めて学ぶ人でも理解しやすいよう、診療科を問わず検査頻度が高い項目を中心にまとめました。まずは活用方法を紹介します。

1つの項目は2ページ以内で構成

要点を簡潔にまとめることで、見開き(左右のページ)で1つの項目を構成しました。文章だけでなく、図解やイラストを入れることで読者の集中力を切らさないように工夫しています。一般的な血液検査に加え、尿検査、便検査、血液ガス分析(酸塩基平衡と呼吸の評価)をまとめています。

一緒に見るべき項目と違いがわかる

検査値に異常があっても、単独で評価できる項目は少ないため、臨床では複数の検査項目を同時に見ていきます。本書では、肝細胞障害を反映する「ASTとALTの違い」(p.54)や、腎機能障害のスクリーニングとして見る「BUNとCrの違い」(p.126)など、一緒に見るべき項目と違いをまとめました。

各章では「検査項目の全体像」をまとめ、異常値が出たときに何を一緒に見るべきか、身体に何が起こっているかを考えます。例えば、肝臓・胆道・膵臓の検査データは、解剖生理から1つのまとまりです(p.50、第4章❶)。肝機能では、凝固に関わるPT、血清蛋白のAlbなどを同時に見る理由もわかります。

私たち自身の健康に関わる

就職していると、多くの場合、年1回の健康診断を受けることになります。歳を重ねると、家族や友人から「健康診断でこの数値が高かったんだけど、どうすればよいの? そもそもこの項目は何を表しているの?」と聞かれることも増えてきます。

検査値を理解しておくことは、患者さんのアセスメントだけでなく、私たち自身、そして大切な人や家族の健康を守るために重要なことです。

病態生理や薬の知識とつながる

検査値を学習すると「なぜ心不全では、BNPが上昇するのか? BNPにはどんな役割があるのか?」「なぜエンレスト® 使用中は、BNPではなくNT-proBNPを測定するのか?」などがわかるようになります(p.100)。

今までは点と点だった情報が、1つの線(病態生理-検査値の変化-薬剤の選択や特徴)としてつながり、病態から治療までの流れを理解することができます。

※エンレスト®:一般名 サクビトリルバルサルタン(慢性心不全や高血圧症の治療薬)

どこに行っても役立つ知識

薬や医療機器の場合、施設によって採用しているものが異なります。また、看護技術や職場のルールなども施設によって異なります。こうした背景から、転職などで職場が変わると、前職で学んだ知識を十分に活用できず、学び直しが必要なことも多いです。一方、検査値の知識は、どこの施設に行ってもフル活用できます。

赤血球の主な役割は酸素の運搬であり、白血球の主な役割は生体防御です。これは今も昔も変わらず、施設に関係なく今後も普遍的な知識として活用できます。健康診断で見るような検査項目は数も限られており、一度学んでしまえば医療職を辞めたあとも生涯にわたり役立ちます。

「休憩時間の5分」で読み進めることができる

仕事から帰宅したあとは、疲れやストレス、SNSなどの誘惑があるため勉強が進まないことも多いです。おすすめの勉強方法は「仕事の休憩時間」に参考書を読むこと。本書は5分もあれば2ページで読める内容にまとめています。軽くて持ち運びやすいサイズなので、家で勉強に集中できない人は職場の休憩室を有効活用してみましょう。帰宅後の勉強時間を減らすことができ、プライベートの時間も確保できます。

「本を読み終えたあとの勉強方法、参考書の探し方」はあとがき(p.194)にまとめています。


2026年7月

著者 はっしー

目次

【第1章 赤血球と鉄】

■1 主な検査データ

 血球検査の代表例を把握する

■2 Hb、Ret、MCVは重要

 血、溶血、造血異常を疑う

■3 MCVによる貧血分類

 血球の大きさから病態を予測する

■4 鉄検査の全体像まとめ

 ェリチン、TIBC、TSATなど

■5 鉄欠乏性貧血と慢性炎症性貧血

 が足りない貧血と、鉄が使えない貧血を見分ける

【第2章 白血球と炎症マーカー】

■1 主な検査データ

 血球と炎症マーカーの全体像を把握する

■2 白血球の分類と変動要因

 BC、CRP、PCTの違い

■3 サイトカインとCRPの役割

 プソニン作用、補体の活性化

■4 感度と特異度の違い

 性的中率と陰性的中率の考え方

【第3章 凝固と線溶】

■1 主な検査データ

 固と線溶検査の代表例を把握する

■2 PltとFbgの特徴

 次止血と二次止血に関与

■3 APTTとPTの違い

 固反応の内因系と外因系を反映

■4 FDPとDダイマーの違い

 次線溶と二次線溶を反映

■5 TATとPICの違い

 固亢進と線溶亢進の目安

【第4章 肝臓・胆道・膵臓】

■1 主な検査データ

 ・胆・膵検査の代表例を把握する

■2 目的別に見る肝臓の検査データ

 T、Alb、Pltなども肝臓の状態を反映

■3 ASTとALTの違い

 臓だけで判断しない、ASTとALTの読み方

■4 ASTとALTの補足

 内分布量と上昇時の病態目安

■5 LDH、γ-GTP、ALPの特徴

γ-GTPとALPは胆道系酵素

■6 I-BilとD-Bilの違い

 接ビリルビンと直接ビリルビン

■7 AMYとLIPの違い

 炎の鑑別に有用なアミラーゼとリパーゼ

■8 アンモニアの特徴

 性脳症に注意

■9 ウイルス性肝炎の種類と特徴

 型肝炎からE型肝炎まで

■10 HBVとHCV検査まとめ

 活性化や慢性肝炎に注意

【第5章 蛋白質】

■1 主な検査データ

 白検査の代表例を把握する

■2 炎症が起こるとAlbが低下する理由

 症時は急性期蛋白の産生を優先

■3 AlbとRTPの違い

 減期の違いから、血清蛋白の変化を読み取る

【第6章 中性脂肪とコレステロール】

■1 主な検査データ

 性脂肪とコレステロール検査の代表例

■2 中性脂肪とコレステロールの違い

 ネルギー源とステロイドホルモンの原料

■3 LDLコレステロールとHDLコレステロールの違い

 ポ蛋白の種類と役割

【第7章 血糖値とインスリン】

■1 主な検査データ

 糖とインスリン検査の代表例を把握する

■2 糖尿病の型と判定基準

 糖値、HbA1cを評価

■3 GAと1,5-AGの特徴

 bA1cとの違いを比較

■4 インスリンとCPRの違い

 因性インスリン分泌能を評価する

■5 75gOGTTの特徴

 尿病型・境界型の判定に用いられる

【第8章 心臓と甲状腺】

■1 心筋バイオマーカーの代表例

 ロポニン、H-FABP、CK-MBの違い

■2 CKの特徴とアイソザイム

 臓と筋肉の障害を知る手がかり

■3 BNPとNT-proBNPの違い

 不全の指標だが、変動要因の影響を考慮する

■4 TSH、FT4、FT3の特徴

 状腺のスクリーニング検査

【第9章 電解質と心電図の変化】

■1 主な検査データ

 解質検査の代表例を把握する

■2 高Na血症の分類と発症機序

 液バランスと身体所見から原因を考える

■3 低Na血症の分類と原因検索

 透圧性脱髄症候群に注意

■4 高K血症の原因と心電図変化

 死性の不整脈に注意

■5 低K血症の原因と心電図変化

 とMgは同時に補正

■6 Mg異常の原因と主な症状

 すぎても高すぎても心停止のリスク

■7 Ca異常の原因と主な症状

 腸、腎臓、骨、副甲状腺によって調節

■8 P異常の原因と主な症状

 フィーディング症候群に注意

【第10章 腎機能と痛風発作】

■1 主な検査データ

 機能検査の代表例を把握する

■2 BUNとCrの違い

 外性の影響と筋肉量の影響

■3 eGFRとシスタチンC

 機能評価の指標と位置づけ

■4 UAの特徴と痛風発作

 性に多い高尿酸血症

【第11章 尿検査と便検査】

■1 主な検査データ

 検査の代表例を把握する

■2 尿pHでわかること

 中pHと尿pHの違い

■3 尿比重検査でわかること

 分状態と腎濃縮力の手がかり

■4 尿蛋白検査でわかること

 障害と尿路異常の手がかり

■5 尿糖でわかること

 血糖・腎機能の手がかり

■6 ケトン体でわかること

 肪代謝亢進の手がかり

■7 血尿と尿潜血検査

 尿の分類と検査の注意点

■8 尿ビリルビン、尿ウロビリノゲンでわかること

 道閉塞や溶血の手がかり

■9 尿の色に影響する薬剤例

 色尿を見たら、疾患だけでなく使用薬剤も確認する

■10 便潜血、便性状、便の色でわかること

 化管出血と消化器疾患の手がかり

【第12章 血液ガス分析1~酸塩基平衡の評価~】

■1 血ガスで重要な6項目と評価内容

 記のルールと意味を知る

■2 酸塩基平衡で見る3項目

 H、PaCO2、HCO3-の3つで評価

■3 酸塩基平衡を評価するためのステップ1

 Hを見る

■4 酸塩基平衡を評価するためのステップ2

 aCO2とHCO3-を見る

■5 酸塩基平衡を評価するためのステップ3

 償の変化量を見る

■6 酸塩基平衡を評価するためのステップ4

 Gと補正HCO3-を計算する

■7 低Alb 時の補正計算

 Albで隠れたAG上昇を見抜く

■8 乳酸値からわかること

 胞で酸素を十分に利用できているかの手がかり

【第13章 血液ガス分析2~呼吸の評価~】

■1 呼吸の評価に重要な3項目

 素化、換気、ガス交換を見る

■2 A-aDO2からわかること

 胞から動脈血に酸素を送れているか

■3 低酸素血症の主な4分類

 散障害、シャント、V/Qミスマッチ、肺胞低換気

■4 P/F比でわかること

 素療法時の酸素化能を評価

■5 静脈血液ガスでわかること

 考にできる項目・できない項目

【巻末資料】

・腫瘍マーカーの代表的な項目

・痰の色と性状から予測される主な病態

・クリティカルバリュー(パニック値)の例1

・クリティカルバリュー(パニック値)の例2

・検査値の略語と意味1 赤血球、白血球

・検査値の略語と意味2 炎症マーカー、凝固・線溶

・検査値の略語と意味3 血糖、蛋白、肝胆膵

・検査値の略語と意味4 脂質、腎機能、電解質、無機質、甲状腺

・検査値の略語と意味5 鉄、心臓、肝炎ウイルス、腫瘍マーカー


索引

・あとがき 〜本書を読み終えたあとの勉強方法、参考書の探し方〜

・著者・監修者紹介

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書籍情報

  • ISBN:9784840491617
  • ページ数:200頁
  • 書籍発行日:2026年9月
  • 電子版発売日:2026年10月14日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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