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- スポーツ医学の教科書 教養としての
商品情報
内容
地域スポーツを楽しむ児童の親御さんから、
プロ・アマで活躍する選手・コーチ・トレーナーまで
運動不足は、糖尿病・高血圧、また肩こり・腰痛などを引き起こす。これら生活習慣病の予防からスポーツによる障害の治療・リハビリ、年齢に応じたスポーツとの向き合い方まで、現代人が知るべき健康医科学の知見を網羅したスポーツ医学テキストの決定版。
●日々の健康管理●ケガ予防●競技力向上●リハビリ
序文
はじめに
筆者は,整形外科医として約20年間いくつかの病院の整形外科・スポーツ整形外科で勤務した後,2013年に母校である東京大学に教員として赴任した.以来10年以上,東京大学で担当している授業に学部前期課程(教養学部1・2年生)の「健康スポーツ医学」があり,「教養として知ってもらいたいスポーツ医学」を伝えてきた.また学部後期課程(2年生Aターム・3・4年生)での授業名こそ同じだが別の授業の「健康スポーツ医学」において,スポーツ医学をゼミナール形式で授業展開してきた.
ちまたにスポーツ医学の専門書はいくつかあるものの,授業で使用する「教養としてのスポーツ医学」の教科書が見つからず,体系的な授業展開が困難であった.また,2015年に文部科学省の外局としてスポーツ分野を専門的に担当するスポーツ庁設置,2018年に「日本体育協会」から「日本スポーツ協会」に組織名称変更,2020年に「体育の日」から「スポーツの日」に祝日名称変更,2021年にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)による延期を経てパンデミック下での東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会,2024年に「国民体育大会(国体)」から「国民スポーツ大会(国スポ)」に大会名称変更など,スポーツに関わる情勢が変化し,「スポーツ」は一部の選手(アスリート)のものだけでなく,身体を育成する「体育」や,身体を動かし健康を維持する「身体運動」など,広い範囲で用いられるようになってきている.
本書では,東京大学の学部生を主たる対象として,「スポーツ医学」「健康スポーツ医学」の講義をもとに執筆した教科書である.講義中心の授業だけでなく,ゼミナール形式・アクティブラーニングにも使用できるように,各章ごとに付録(基礎知識の整理・課題・レポート)を収録した.授業においては本書で記載しきれなかった事項も伝えていくので,本書にどんどんメモを書きいれて授業時のノートとして使用してもらえたらと思う.
また本書は,東京大学の学部生だけでなく,他大学の学生,スポーツ医学の基礎を学びたい者,スポーツ指導者(コーチ),選手(アスリート),トレーナー(アスレティックトレーナー),スポーツドクター,医学生,医師,理学療法士,看護師,大学院受験生の方々の参考書として利用することも念頭に置いている.「スポーツ医学」は医学である性質上,臨床や現場における実地的な事項だけではなく,機能解剖学,運動生理学,栄養学などの基礎的な事項も学習し理解する必要がある.学習方法として,従来の医学部のカリキュラムのように,基礎的事項(基礎医学)を学習してから実地的事項(臨床医学)という方法もあるが,本書では基礎的事項を第2章までに導入として学習した後,第3章からはなるべく基礎的事項と実地的事項を関連づけて学べるように心がけた.
医学は日進月歩であるが,スポーツ医学はさらに変化が大きく,以前の定説や通説,時には用語が変更になることも珍しくない.本書は教科書という特性上,実践運用での評価をクリアしすでに確立している事項を中心に執筆した.専門書や学術論文では引用・参照を行い,参照文献を掲示していることが通例であるが,本書では特定の文献からの情報は極力避けている.すでに確立していると思われた事項が将来くつがえった際には,改訂版で修正・改訂していく予定である.また,教養として知ってもらいたい事項に限定しているので,詳しいことを知りたくなった際には専門書や学術論文で学習して欲しい.さまざまなスポーツ外傷・障害に対する手術などの治療法についても著者の専門であり,多くの症例を紹介したいところではあるが,本書では取り扱わないこととした.本書を入口としてスポーツ医学に興味を持ってもらい,スポーツ医学を専門とする方々が増えることを願っている.
2026年9月
今井一博
目次
第1章 スポーツ医学総論
第2章 身体の仕組み
第3章 身体運動と健康
第4章 スポーツと健康管理
第5章 内科的スポーツ医学
第6章 スポーツ損傷(外傷・障害)
第7章 疾患・損傷に対する対応
第8章 子どもとスポーツ医学
第9章 中高年・高齢者とスポーツ医学
第10章 女性とスポーツ医学
第11章 メンタルヘルス
第12章 障がいを持った人のスポーツ医学
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書籍情報
- ISBN:9784130517010
- ページ数:256頁
- 書籍発行日:2026年9月
- 電子版発売日:2026年11月3日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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