多発性筋炎・皮膚筋炎診療ガイドライン2025

  • ページ数 : 156頁
  • 書籍発行日 : 2025年3月
  • 電子版発売日 : 2025年3月4日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

2015年に刊行された『多発性筋炎・皮膚筋炎治療ガイドライン』,2020年に公開された暫定版診療ガイドラインの,待望の最新版が発刊!

今回の改訂では,若年性を含む内容となり,若年から成人までを対象に診断・治療のクリニカルクエスチョン(CQ)を網羅.CQは,最新のエビデンスに基づき内容を更新,脳神経内科,膠原病・リウマチ内科,小児科,皮膚科の専門家による議論を経て,新たなCQも作成されました.
本疾患にかかわる方必携の一冊です!

序文

序文

厚生労働科学研究費補助金「自己免疫疾患に関する調査研究」班による「多発性筋炎・皮膚筋炎診療ガイドライン」は,2011年に当時の住田孝之班長と上阪 等分科会長のもとで作成が開始され,2015年に「治療ガイドライン」としてはじめて発刊された.当時,本邦における診療ガイドラインはまだ多くなく,筋炎診療も診療科によって少しずつ異なっているという実態があった.2015年版治療ガイドライン作成と研究班内の協力体制を通じた診療科横断的なコンセンサスの確立により,本邦の筋炎診療は飛躍的に向上したといっても過言ではない.

2015年版ガイドラインは,治療方針の決定に重点を置く23のCQで構成される内容であった.その後の改訂にあたって,診断から治療に至るまでの包括的な「診療ガイドライン」の作成を目指すことになり,2020年に当時の森 雅亮班長のご指導のもとで完成を迎えた.このガイドラインでは診断に関する総論を巻頭に掲載するスタイルを採用したが,作成中の委員会内での議論にて,総論の内容も個別のCQとして作成した方がわかりやすいという方針となり,このガイドラインをたたき台としてさらに大幅な増補改訂作業を行うこととなった.しかし改訂にはさらに数年を要すると推測されたため,少しでも早くアップデートされたガイドラインを臨床現場にお届けすべく,「診療ガイドライン2020年暫定版」として研究班のホームページ上で全文を公開した.

今回,森 雅亮前班長と渥美達也班長のご指導のもと,膨大な改訂作業を経て,「多発性筋炎・皮膚筋炎診療ガイドライン2025」として刊行される運びとなった.この2025年版では,2020年暫定版の27個のCQを46個へと大幅に増加し,小児から成人までを対象とした統一的なガイドラインとして,診断,検査,治療を包括的にカバーする内容となっている.

本ガイドラインの刊行にあたり,前研究代表の森 雅亮先生,現研究代表の渥美達也先生をはじめ,ガイドライン作成当初からご指導いただいた住田孝之先生,上阪 等先生,ガイドラインのご承認をいただいた日本小児リウマチ学会,日本神経学会,日本皮膚科学会,ならびに多大なご指導をいただいた日本リウマチ学会の関係者の皆様に深く感謝申し上げる.また,作成委員会の諸先生方にはエビデンスの収集や執筆,討論に多大な時間と労力を割いていただいたことに心より御礼申し上げる.さらに,2020年暫定版では筑波大学皮膚科の沖山奈緒子先生(現東京科学大学),2025年版では大阪大学皮膚科の植田郁子先生に,事務局として多大な編集業務を担っていただいたことに特に感謝したい.書籍の出版にご尽力いただいた診断と治療社の土橋幸代さん,島田つかささんにも感謝の意を表したい.

本ガイドラインが筋炎診療にかかわる医療従事者にとって有用な指針となり,患者一人ひとりの生活の質向上に寄与することを願っている.


2025年1月

厚生労働省「自己免疫疾患に関する調査研究」班多発性筋炎・皮膚筋炎分科会長
大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学教室
藤本 学

目次

第1章 作成組織

第2章 スコープ

1 診断基準

2 診療ガイドラインがカバーする内容に関する事項

3 システマティックレビューに関する事項

4 推奨作成から最終化,公開までに関する事項

第3章 重要なクリニカルクエスチョン

CQ1 PM/DMはどのように分類されるか?【小児に関する内容を含む】

CQ2 筋力評価はPM/DMの診療に有用か?【小児に関する内容を含む】

CQ3 どのような筋力低下がみられた場合にPM/DMを疑うか?

CQ4 PM/DMの診療に有用な血液検査は何か?

CQ5 PM/DMの診療に有用な画像検査は何か?

CQ6 PM/DMの診療に筋電図検査は有用か?

CQ7 PM/DMを示唆する重要な筋電図所見は何か?

CQ8 PM/DMの診療に筋生検は有用か?

CQ9 PM/DMを示唆する重要な筋病理所見は何か?

CQ10 PM/DMの診断に有用な皮膚病変は何か?

CQ11 DMの皮膚病変の生検は有用か?

CQ12 PM/DMの診療における皮膚病変評価ツールは何か?【小児に関する内容を含む】

CQ13 自己抗体はPM/DMの診断および病勢評価に有用な指標となるか?【小児に関する内容を含む】

CQ14 PM/DMの重要な鑑別疾患は何か?

CQ14-1 膠原病内科

CQ14-2 脳神経内科

CQ14-3 皮膚科

CQ14-4 小児科【小児に関する内容を含む】

CQ15 PM/DMによる筋力低下とステロイドミオパチーによる筋力低下は臨床的にあるいは何らかの検査(血液,EMG,MRI,筋生検など)で鑑別可能か?

CQ16 PM/DMはどのような機能予後や生命予後をたどるか?【小児に関する内容を含む】

CQ17 筋力低下の機能予後や治療反応性を予測できる臨床症状や検査は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ18 治療強化の検討を要する筋炎再燃の指標は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ19 血清CK値と筋力のどちらが筋炎の病勢を反映するか?【小児に関する内容を含む】

CQ20 PM/DMに合併する間質性肺疾患の診断に画像診断,血液検査,呼吸機能検査,気管支鏡検査,肺生検は有用か?

CQ21 間質性肺疾患(急性/亜急性,慢性)の発症および予後を予測できる因子は何か?

CQ22 PM/DMにみられる筋症状,皮膚症状,間質性肺疾患以外の全身症状には何があるか?

CQ23 PM/DMに合併する悪性腫瘍の検索はどのように行うか?

CQ24 JPM/JDM患者の成人期合併症は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ25 PM/DM治療の第一選択薬は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ26 妥当な副腎皮質ステロイドの初期投与量はいくらか?【小児に関する内容を含む】

CQ27 副腎皮質ステロイドによる治療によって,治療前に比べて,いったん萎縮した筋が回復することはあるか?

CQ28 寛解後に副腎皮質ステロイドを中止することが可能か?【小児に関する内容を含む】

CQ29 免疫抑制薬の併用は,どのような症例で検討すべきか?【小児に関する内容を含む】

CQ30 副腎皮質ステロイドの早期減量に免疫抑制薬の併用は有用か?【小児に関する内容を含む】

CQ31 副腎皮質ステロイド以外に用いる免疫抑制薬は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ32 治療抵抗性の症例では大量免疫グロブリン静注療法による治療を考慮すべきか?【小児に関する内容を含む】

CQ33 筋炎再燃の場合に選択される治療方法は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ34 間質性肺疾患を副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬で治療する場合に日和見感染症対策は必要か?

CQ35 治療早期からリハビリテーションは有効か?【小児に関する内容を含む】

CQ36 慢性期の筋炎患者の筋力低下はリハビリテーションで回復するか?【小児に関する内容を含む】

CQ37 嚥下障害を伴う場合の治療法は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ38 PM/DMに合併する間質性肺疾患(ILD)に対して,寛解導入治療として副腎皮質ステロイドおよび各種免疫抑制薬・血液浄化療法は有用か?【小児に関する内容を含む】

CQ39 心筋障害が合併する場合の治療法は何か?

CQ40 皮膚症状のみのDM患者や皮膚症状のみが遷延したDM患者の治療法は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ41 DM患者の石灰沈着に対する治療法は何か?【小児に関する内容を含む】

CQ42 悪性腫瘍合併筋炎では,悪性腫瘍の治療とともに筋炎に対する治療を行うべきか?

第4章 システマティックレビュー

SR-CQ1 成人のPM/DMの筋症候に対して,寛解導入治療として副腎皮質ステロイドおよび各種免疫抑制薬,JAK阻害薬,生物学的製剤は有用か?【小児に関する内容を含む】

SR-CQ2 成人のPM/DMに合併する間質性肺疾患に対して,寛解導入治療として副腎皮質ステロイドおよび各種免疫抑制薬,JAK阻害薬,生物学的製剤,抗線維化薬は有用か?

SR-CQ3 成人のPM/DMに伴う筋症候に対して,副腎皮質ステロイドに大量免疫グロブリン静注療法を追加することは有用か?

SR-CQ4 小児のPM/DMの筋症候に対して,寛解導入治療として副腎皮質ステロイドおよび各種免疫抑制薬,JAK阻害薬,生物学的製剤は有用か?【小児に関する内容を含む】


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書籍情報

  • ISBN:9784787882103
  • ページ数:156頁
  • 書籍発行日:2025年3月
  • 電子版発売日:2025年3月4日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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