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アプローチのヒントがみえる 病院と地域をつなぐ 在宅がん看護事例集

  • ページ数 : 228頁
  • 書籍発行日 : 2025年3月
  • 電子版発売日 : 2025年3月7日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

27の事例で語り尽くす――がん看護×訪問看護・がん看護×地域連携・がん看護×病診連携
がん患者の多くが在宅で療養する現在、がんの治療・療養の場は外来・在宅への移行が進んでいます。がんならではの困りごとや課題を抱えた患者もまた、在宅・地域で多く暮らすようになっています。
本書では、療養の場を在宅へと移したがん患者へのかかわりを、架空の事例を通して振り返り、困った場面ごとの解決のヒント、かかわりの工夫をまとめました。

在宅でのがん患者とのかかわりに特有の5テーマ

◆症状マネジメント
◆多様化・複雑化するケア対象
◆在宅医療に関する制度・仕組み
◆多職種連携、チーム連携
◆在宅での緩和と看取り

こうした事例に出会い悩んだら、ぜひ本書にヒントを探してみてください。あなたの困りごとは、きっと誰かも経験しています。

序文

序文

この本を手に取ってくださり,ありがとうございます。

この事例集は,在宅がん看護に関心のあるメンバーが定期的に事例検討会を行うなかで得られた学びや気づきを,何とか事例集にまとめて,多くの方々に伝えられないか,役立てることはできないか…と長年願い続けてきたことが形になったものです。

私たちは仕事を通して,何百人,何千人という患者や家族に出会います。そのなかでは似たような人はいても,一人として全く同じ経過や対応になることはありません。そのため実際の臨床現場では,なかなか教科書やマニュアルどおりにはいきません。筆者らも看護師として,あるいは一個人としても,さまざまな経験を積み,それなりに勉強も重ねてきましたが,いつも迷いや悩みは尽きません。なぜなら病気や障害だけでなく,生活や価値観も個々で異なるため,多面的で複雑なその人のLIFE(= 命,人生,生活)と医療・ケアとのバランスを取りつつ,ケアをデザインする必要があるからです。対応困難な事例に出会うと,「こんなとき,ほかの人はどうしているんだろう?」と皆さんも思ったことがあるのではないでしょうか。

困ったり悩んだりしたときなど,仲間と共にカンファレンスや事例検討を行うと,自分たちのかかわりを客観的に見直したり,患者や家族の理解が深まったり,「なるほど,その手があったか!」と新たなヒントを得られることもあります。時に「自分たちなりによく頑張っていたんだ」と癒しになったり,「次の事例ではぜひ取り組んでみよう」と勇気づけの機会になることもありました。

今回,月刊誌『在宅新療0 -100』で「事例から読み解く 在宅がん看護のレシピ集」として2017年1月~2019年7月まで連載した事例から厳選し,臨床現場でよく出会うケースから,複雑で対応困難なケースまで幅広く取り上げ,リニューアルしてまとめました。加えて,理解をより深めたり,ほっこりするエピソードなどをコラムとしてちりばめました。この事例集のさまざまなヒントは,がんだけでなく,認知症や慢性疾患など幅広い場面で活用してもらえると思います。また訪問看護師だけでなく,病院や施設で働く看護師はもとより,がん患者にかかわるすべての医療・介護に従事する人のお役にも立てたらと願っています。ぜひ似たようなケースから課題を紐解き,アプローチするヒントやコツを見つけて活用してください。

この事例集は,例えるならお料理のレシピ本のようなもので,大事なポイントを押さえたら,あとはそれぞれの地域や状況でアレンジしていただき,ぜひオリジナルのレシピを作ってもらいたいと思っています。

私たち医療者がどのように患者・家族にかかわるかは,その人の人生にも大きく影響します。一人ひとりに真摯に向き合ううえで,この本がほんの少しでも勇気づけになり,患者・家族だけでなく,みなさんの笑顔にもつながれば幸いです。


2025年1月

宇野さつき

目次

Ⅰ章 在宅療養支援における症状マネジメント

総論

事例

 在宅療養中の肺がん患者の呼吸困難に向き合う

 終末期の浮腫と治らない褥瘡を多職種でケアする

 痛みを抱える終末期がん患者の全人的苦痛と向き合う

 がんの痛みを多施設・多診療科の連携で看る

 治療抵抗性となった終末期がん患者が抱える苦悩と苦痛に向き合う

 術後回復プロセス,併存症に寄り添いながら,生きる意欲をどう支えるか

Ⅱ章 複雑な背景をもつ対象へのかかわりを知りたい

総論

事例

 夫婦共に認知症の在宅療養を支援する

 夫婦共にがんの家族を在宅で支える

 身寄りのない単身者を多職種の連携と協働で支援する

 主介護者が精神疾患を抱えているがん患者と支援チームへのサポートを考える

 最後まで治療を続けたいがん患者を,最期まで自宅で支援できます

Ⅲ章 制度・仕組みを知り,活用する

総論

事例

 高齢者施設職員の看取りに対する不安を解消するかかわり

 働くがん患者を支える

 医療圏が変わる転居後でも継続できる医療連携を築きたい

 介護保険対象外となる若年がん患者の在宅看取りを支える

 その人にとって本当に必要な支援は道具なのか? 人なのか?  かかわりを見極める

Ⅳ章 医療職・介護職と連携したい

総論

事例

 地域包括ケアシステムを支える病院の看護師として地域連携のハブをどう担うか

 患者の求める療養生活を医療圏の異なる他施設と医療連携で支える

 高齢進行がん患者の経過に寄り添い,継続看護と地域連携で希望を支える

 緩和ケアに不慣れで不安の強いかかりつけ医を地域の医療職で支え合う

 家で死にたい独居男性と,入院を勧める主治医の橋渡し

Ⅴ章 在宅での看取りを知りたい・支えたい

総論

事例

 認知症・独居・がんの患者の在宅看取りをかなえる

 「独居・高齢・がん・家族のかかわりゼロ」の在宅退院病院側の工夫と課題

 認知症終末期がん患者の希望と在宅医療でのcureとcare

 複雑な家族関係のがん患者を家で看る

 療養の場の特色をどのように生かし,看取るか

 小児のがん患者,自宅で最期まで家族と一緒に過ごす

column

・呼吸困難にはモルヒネしか効かない!?

・医療用麻薬が施設入所の妨げになる!?

・NRS10の説明できますか?

・看取りにまつわる不思議な体験

・ケアする人ほどケアが必要

・全国に広がる若年がん患者の在宅療養支援事業

・看取りの過程を安心して学べる職場環境の整備を

・命もお金も大事です

・Now’s The Time

・障害福祉サービスの情報収集のアンテナを張ろう

・障害年金は誰のための制度?

・成年後見制度をうまく活用しよう

・訪問看護の入り方 エトセトラ

・保険制度の枠を超えて患者のニーズに応える

・もともとの関係性を大切にしましょう

・人が死ぬということ

・コミュニケーションがスピリチュアルペインのケアになる

・意思決定支援は日頃のコミュニケーションが肝

・小児患者の経済支援

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書籍情報

  • ISBN:9784867191118
  • ページ数:228頁
  • 書籍発行日:2025年3月
  • 電子版発売日:2025年3月7日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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