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- 在宅医療マニュアル ココキン帖 第2版 ~在宅医必携 ココロエとキンキ
商品情報
内容
在宅医として必須・必携の心得(ココロエ)と禁忌(キンキ)を盛り込みました
在宅医として知っておきたい10の視点+αと,在宅医療で日常的によく出合う21の臨床・実践から,在宅医のアタマの中を見える化! 編著者らの実践・臨床経験に基づいて,在宅医療の日常診療に焦点化した実践のためのマニュアルが,6年を経ての改訂です。
「ココキン」の由来は,編著者らの実践経験に基づく在宅医療に必須の「ココロエ(心得)」と「キンキ(禁忌)」など,エキスパートオピニオンをふんだんに盛り込んだ内容から。在宅医としてのかかわりが始まる「カンファレンス」から「初診」「慢性期」「ACP/人生会議」まで,実臨床の時系列に沿って,在宅医療の“知”を凝縮した本書では,著者らの豊富な経験と探求に基づく要点と鉄則が学べます。
初版の凝縮度に加えて第2版では,全人的医療の視点に基づき,症例を振り返りアプローチのポイントを解説。高齢者を患者としてだけではなく人として支える視点に気づける構成を追加しました。また,6年間の新しいエビデンスも盛り込み,在宅医療の実践マニュアルとしてますますの充実を図っています。
在宅医療実践者のための手引き・実学書として必携の“在宅医療マニュアル「心得 禁忌」帖”,略して「ココキン」,第2版も引き続きご愛読ください。
序文
刊行にあたって
わが国を含め,さまざまな国ではそれぞれ,「どのように人が生き,死んでいくのがよいのか」につき悩みつづけている。ただ1つ確かにいえることは,人は自分の好きなところで,好きな人に囲まれて,好きなことをやりつづけていければその人生を全うし得るということである。
在宅という「希望の場所」に帰ってきた患者さんたちは,それだけでも癒やされている。病院では「患者」という役割を課せられているが,自宅に帰れば「自分自身」に戻ることができる。最期まで「本人主導」でその人らしい生き方を実現してもらうために,私たち医師にできることはいくつもある。地域の人たちに働きかけて地域資源を作ったり,多職種との連携・協働で患者さんの夢を応援したり…。
しかしながら,まずは大前提として,医師として課せられた役割と期待に応えなければならない。さまざまな医学的な知識が,自宅や施設でのさらに自由な生活を可能にするのである。
本書は,在宅医療を実践していくうえで求められる知識を「疾患×時系列」という形でコンパクトにまとめた。在宅医は日々さまざまな疾患や症状に遭遇するが,相談できる先輩や上司がすぐそばにいないことも多い。
「患者紹介」「退院カンファレンス」「緊急往診」など,そのときそれぞれに必要となる事柄を短時間で学べることを目指している。
内容は多岐にわたるが,内科/外科/救急の基礎は成書に譲る。在宅医療の実践において出会う困り事を中心に,一部は基本的なところからまとめた。「私はこうする!」として,私たち執筆者の在宅医療現場での経験を基に記していることもある。正解は1つではない。何を目指すか,何を大切にするかによって対応が異なることもある。意見が割れた場合にはあえて1つに絞らず,複数の意見を並列で書いている。書名である「心得(ココ)」「禁忌(キン)」には,これまで私たちが実践してきてよかったこと・苦しかったことを反映している。これらも同様に,絶対的なものというよりヒントというニュアンスで考えてもらうとよい。
私たちももちろん道半ばではあるが,自分たちで調べて回り道をしながら進んできた現時点までの道のりを本書に記した。
「次」はどこにいくべきか?
ここを出発点とし,みなさんとともに挑戦していきたいと思っている
医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック 理事長 市橋亮一 Ichihashi Ryoichi
目次
総論
高齢者診療のエッセンス;Goal-BPSと5Msで患者・家族を俯瞰する
在宅医として押さえておきたい10のこと+α
1 在宅医療を始めるための8つのステップ
2 地域ケアのコンテクストで未来もみる
3 治療介入が多くなりすぎるという問題を真剣に捉える(Burden of Treatment theory;治療負担理論とは)
4 初診時に気をつけること
5 多職種連携/病診連携;とくに,ケアマネジャー・訪問看護師との連携のコツ・勘所
6 カンファレンスの本質とは何か?
7 物品はケチケチすべきか?
8 主治医意見書の要点は?
9 困難事例は成長のチャンス
10 医師会と連携することの重要性
+α 在宅医療を始めるうえでのレセプト記載キソのキソ
21の実践にみる 在宅医のアタマの中
[慢性期]
01 がん/疼痛管理
[慢性臓器障害]
02 心不全
03 COPD(慢性閉塞性肺疾患)
04 慢性腎臓病(CKD)
05 肝硬変
06 ALS(筋萎縮性側索硬化症)
07 認知症
[老年症候群]
08 食べられない
09 ポリファーマシー
10 排尿障害
11 褥 瘡
12 老 衰
[急性期]
13 誤嚥性肺炎
14 緊急対応
[在宅医療に特徴的な介入]
15 リハビリテーション
16 小児在宅医療
17 気管切開
18 胃瘻・NGチューブ
19 ACP/人生会議(advance care planning)
20 独 居
21 遺された家族へのケア(グリーフケア)
Note
「おせっかい」の科学
ポジティヴヘルス
がんの看取り
がん患者の呼吸困難の緩和
高齢者の高血圧
高齢者の脂質異常症
高齢者の糖尿病
減酒のすすめ
パーキンソン病の終末期は突然で,対応が難しい
せん妄をアセスメントする
便秘の治療
不眠症をアセスメントする
圧迫骨折のアプローチ
発熱のアプローチ;熱の原因部位を特定しよう
転倒予防と骨粗鬆症
在宅医療 物品必携;カバンの中
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書籍情報
- ISBN:9784867191132
- ページ数:292頁
- 書籍発行日:2025年3月
- 電子版発売日:2025年4月25日
- 判:A5変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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