小児神経のトリセツ

  • ページ数 : 232頁
  • 書籍発行日 : 2025年9月
  • 電子版発売日 : 2025年9月17日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

小児科外来でしばしば遭遇するけいれんやてんかん発作などの緊急性の高い病態と、頭痛や起立性調節障害といった慢性疾患の診療、さらには乳幼児健診での発達の評価まで、脳神経領域は小児科医の必修科目ともいえる。しかし「神経はニガテ!」と思われる方はかなり多い。
そこで「トリセツ」は神経のむずかしい解剖・生理や専門的な検査を全部省きました!「神経はニガテ!」な方こそ読みたい、これなら分かる小児神経の手ほどき本。 巻末資料に「動画でみる主な小児神経診察」を掲載。

序文

はじめに


小児神経は,小児科のサブスペシャリティの中でも幅が広く,common diseasesもたくさんあります。そのため,まだ専門領域を持たない専攻医や,神経を非専門とする一般小児科医にとって関わる機会の多い領域です。熱性けいれんなどの救急外来でしばしば遭遇する緊急性の高い疾患のほか,頭痛や起立性調節障害といった小児科外来でよく目にする慢性疾患もあります。さらには,乳幼児健診における発達の評価も,サブスペシャリティ領域としては,小児神経に分類されることでしょう。

このように,多くの小児科医が避けて通れない小児神経領域ですが,解剖・生理が複雑に感じるせいでしょうか,「神経はニガテ」という声を聞く機会は少なくありません。

本書は「小児科トリセツ」シリーズの基本コンセプトにしたがって,小児科1年生にも気軽に読むことができて,なおかつ実践に役立つ情報を,簡潔にまとめました。

Chapter1ではけいれんや意識障害といった救急外来で主に遭遇する症状について,Chapter2では神経を専門としていなくても小児科医ならば知っておくべき小児神経疾患について,Chapter3では乳幼児健診で役立つ発達について解説しています。

とにかく実践に役立つことを第一に考えて執筆しました。一般的な小児神経の参考書の主役になるような,「ザ・神経疾患」の希少疾患・難病については,必要最低限の記載に留めています。それとは反対に,熱性けいれんや起立性調節障害,片頭痛といったcommon diseasesともいうべき疾患は,一般的な小児神経の参考書では扱いが小さいですが,非専門の小児科医を対象とするならば特に重要であると考え,本書では力を入れて解説しています。

また,読者のなかには,「頭部画像検査や脳波検査の詳細な判定方法について学びたい」と考えている医師もいるかもしれません。そのような内容を期待して本書を手にとっていただいた方には申し訳ないのですが,これらのスキルは小児科1年生を含めたすべての小児科医が知っておかなければいけないものとは考えておりませんので,本編には含めておりません。

しかし,脳波は非常にリクエストの多いテーマでもありましたので,本編とは別にアドバンストレクチャーとして「世界一わかりやすい脳波の読みかた」と銘打ってエッセンスを解説しています。興味があればご一読ください。

本書は小難しい話は抜きにして,手軽に参照できることと,しっかり臨床の武器になることを意識して執筆しました。「神経はニガテ」と感じながらも周りに相談できる先生も少なく困っている読者のみなさまが,「この本があればなんとか小児神経疾患に立ち向かっていける」と言ってもらえるような一冊にすることを目指しました。

少しでも本書がみなさまの臨床の支えになりますことを願っています。


2025年9月

岩手県立療育センター 小児科医長
著者 金森啓太

目次

「トリセツ」使用上の注意

脳波が宇宙人の暗号に見える方へ(私もです)

はじめに

Chapter1 救急外来で遭遇する症状別アプローチ

1. けいれん・意識障害

2. 頭痛

3. 運動麻痺・筋力低下

4. 失調

5. 眼球運動障害・複視・眼瞼下垂

6. 頭部外傷

Chapter2 非専門医が知っておくべき小児神経疾患

1. 熱性けいれん

2. 急性脳症

3. てんかん

4. 片頭痛

5. 緊張型頭痛

6. 起立性調節障害

7. 神経発達症(発達障害)

8. もやもや病

9. 脊髄性筋萎縮症

10. ギラン・バレー症候群

11. 重症筋無力症

12. 筋疾患〈筋ジストロフィー,先天性ミオパチー〉

13. 神経皮膚症候群〈神経線維腫症Ⅰ型,結節性硬化症〉

14. 重症心身障害児

Chapter3 乳幼児健診で役立つ発達の診かた

1. 発達に関する基本事項

2. 1カ月児健診

3. 3~4カ月児健診

4. 6~7カ月児健診

5. 9~10カ月児健診

6. 1歳児健診

7. 1歳6カ月児健診

8. 2歳児健診

9. 3歳児健診

10. 5歳児健診

11. 健診で早期発見が重要な疾患

Chapter4 アドバンストレクチャー 世界一わかりやすい脳波の読み方

1. 小児科1年生が脳波を読めるようになる必要があるか?

2. 睡眠ステージの判定

3. 脳波異常

巻末資料1 小児神経診療で使用する主な薬剤のまとめ

巻末資料2 小児神経チェックリスト

あとがき

索引

監修・著者紹介

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書籍情報

  • ISBN:9784307170901
  • ページ数:232頁
  • 書籍発行日:2025年9月
  • 電子版発売日:2025年9月17日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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