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- 怒りで後悔しないアンガーマネジメント・プログラム
商品情報
内容
怒りのセルフコントロール・トレーニングのためのワークブック。基礎から学んで、主に20のアンガーコーピングスキル(怒りで反応しないで対処する技術)を習得するプログラム。豊富なワークやエクササイズ、きめ細かい解説により、知識と実践の両輪で取り組めます。実践した方法を日常生活に取り入れられるようになると、穏やかで温かい人間関係が築けるようになります。怒りによってパワハラや暴力、人間関係のもつれなどで人生を台無しにしないために、他者も自分も傷つけないために、アンガーマネジメントを身につけましょう。本書は一人でも取り組めて、グループワークもできるように構成されています。指導者と共に取り組むのもおすすめ。教育関係者や司法関係者にも活用していただきたいプログラムです。
序文
はじめに
「アンガーマネジメント」という言葉が老若男女を問わず世間一般に知られるようになりました。アメリカでは1970年代から心理療法を用いた介入や矯正処遇・再犯防止プログラムの一環として「アンガーマネジメント」が活用されてきており、今や教育、福祉医療、企業、スポーツ界などあらゆる分野に広がっています。「怒り」という感情の取り扱いは、日常生活で避けて通れない、誰にとっても身近な課題です。日本でも「アンガーマネジメント」という言葉が広まったことで、「怒り」を意識する人が増えてきて、大なり小なり、衝動的な攻撃行動や暴力行為の防止に一役買っていると言えるでしょう。
だからこそ、怒鳴って怒りを露わにする人に対して「アンガーマネジメントができていない」と一言で突き放したり、黙っているほうが得策だと怒りの感情を押し込めて上手く怒れなかったりといったこともあるのではないでしょうか。
怒りに任せた暴力行為はいけない、人を傷つけてはいけないということを頭では理解していても、感情のコントロールが難しいこともあります。怒りの感情が必ずしも敵意や攻撃性、暴力行為に直結するわけではありませんが、怒りはパワフルな感情であり、怒りの感情の取り扱い方によっては最悪の結果として破滅に追い込まれることを多くの人は知っています。私は、加害者も被害者も傍観者もつくらない教育社会を目指して、トラブル防止や人権教育の一環として、2000年ごろから「怒りのワーク」に取り組んできました。一筋縄ではいかない感情である一方、怒りは自分が何に反応し、何を求めているのかを知ることができるサインでもあります。そのため、怒りを含む感情を学ぶことは、自分や他人を理解することにもつながり、人間関係の向上にも役立ちます。怒り方は後天的に学んできた行動ですから、特に子どもの怒り方は親や周りの大人のコピーになっていることも多いのです。家庭や学校教育の中で子ども時代から「アンガーマネジメント」のプログラムを学べる機会があることが望ましいと私は考えています。
さらに今後、海外―アメリカやカナダ、オーストラリアなど―のように、日本の司法制度の中でもアンガーマネジメント・プログラムが矯正施設* 1 やダイバージョン* 2 など刑事政策にも幅広く活用されることを期待しています。矯正職員(法務教官や刑務官)や家庭裁判所調査官、保護司など、非行少年や受刑者に関わる人たちにも活用していただけたらと考えています。
非行や犯罪に走った者に罰を与えるだけでは、社会復帰をしても再犯に陥る可能性があります。再犯防止を目指す司法と、社会で共に生きる「共生」という目的を考えると、支援策の一つとしてアンガーマネジメント・プログラムを取り入れることが望まれます。さらに、本人だけでなく家族や周りの人もアンガーマネジメントができていないと元に戻ってしまうおそれもあります。社会復帰したときの環境を考え、家族や福祉支援者もアンガーマネジメント・プログラムを学ぶ機会を設けるなど、継続的にトレーニングを続けられるような環境づくりをしていく必要があります。
一人ひとりが社会の中でより良く生きるためのスキルの一つとして「アンガーマネジメント」を学び、身につけられれば、不毛な争いで時間や労力を空費せずに済み、人間関係も生活の質も向上することでしょう。誰もが安心して暮らせる安全な社会の実現に向けて、このアンガーマネジメント・プログラムの本が役立つことを願っていま
* 1 矯正施設……刑務所や少年院、鑑別所などの施設。犯罪を行った者や非行のある少年を収容して更生を目的とした教育・訓練を行う。
* 2 ダイバージョン……犯罪者処遇の一環として提唱され、犯罪予防、施設内処遇としての特別プログラム、
目次
第1章 怒りを理解し、感情力を高めよう
第2章 怒りの問題は人生の問題――自分を変えるロードマップ
第3章 心のコンディションを整えよう――怒りで反応しないアンガーコーピング
第4章 心の天気を変える――セルフメンタルチェンジ
第5章 ココロノコリを減らすセルフリフレーミング
第6章 怒りをトラブルにしない
第7章 怒りのスタイルチェンジ――怒りを上手に伝え、人生の質を高めよう
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書籍情報
- ISBN:9784791111633
- ページ数:336頁
- 書籍発行日:2025年10月
- 電子版発売日:2025年10月17日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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