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臨牀消化器内科Vol.40 No.12 特集:肝疾患治療の最新動向 ―新薬の情報とともに

  • ページ数 : 96頁
  • 書籍発行日 : 2025年10月
  • 電子版発売日 : 2025年10月20日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

今回の特集ではC型肝炎を含めたさまざまな肝疾患の治療薬を,現在それぞれの分野の最前線で治療に当たっている医師にまとめていただいた.ウイルスを排除することがそのまま予後の改善につながったC型肝炎と違い,他の疾患の制圧への道は平坦ではないかもしれないが,治療薬の登場はそのマイルストーンであることは間違いない.

序文

巻頭言


かつて肝臓病は“21世紀の国民病”といわれていた.最大の問題であったのが1990年代には国内に200万人以上おられたウイルス性慢性肝疾患の患者であった.その後インターフェロン,核酸アナログ,直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の登場により患者の数は大きく減り,肝細胞癌を合併する患者の数も大きく減った.新しい薬の登場,効果の高い薬の登場の素晴らしさを実感させられた.

肝臓病治療の目標は肝硬変・肝細胞癌になることを防ぐことにあるといっても過言ではないが,肝細胞癌を合併した後の治療も大きな変革を遂げた.2007年にソラフェニブが発売されて以来,分子標的療法は着実に変化を遂げた.ことに2017年以降の進歩は免疫チェックポイント阻害薬との併用の導入もあり著しいものがある.

21世紀の国民病として最大のものは,成人の20~30%が罹患する脂肪性肝疾患(MASLD)に移ってきた.生活習慣の改善以外に治療法がなかった時代が続いたが,肝臓選択的甲状腺ホルモン受容体β作用薬であるレスメチロムがStage 2~3のMASHを対象に米国食品医薬品局(FDA)で承認され,新たな治療薬の上市も予定されている.糖尿病・肥満に対する治療薬の肝臓への作用も目が離せない.

今回の特集は肝疾患に対する新しい治療薬が姿を見せ始めたタイミングに合わせ,満を持して企画させていただいた.読者の皆さんの日常診療,研鑽に役立つことを願っている.


四柳 宏

目次

【特集目次】 「肝疾患治療の最新動向 ―新薬の情報とともに」

巻頭言 /四柳  宏

1 .B型肝炎・D型肝炎 ―新規薬剤と今後の展望/鈴木 孝典,井上 貴子 他

2 .C型肝炎のSVR後の課題と新規治療薬による今後の展望/内原 直樹,玉城 信治

3 .本邦の実態を踏まえた代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)診療―MASLD薬物療法における将来的な展望/芥田 憲夫

4 .アルコール関連肝疾患―ハーム・リダクション補助薬を含めて/岩佐 元雄

5 .原発性胆汁性胆管炎・原発性硬化性胆管炎―薬物療法の現在と未来/小森 敦正

6 .自己免疫性肝炎・免疫チェックポイント阻害薬による肝障害/阿部 雅則

7 .肝硬変診療・治療の最新動向/土屋 淳紀

8 .肝細胞癌 ―新規薬剤による長期生存への期待/河野  豊

9 .肝移植up to date/玄田 拓哉

連載

見落とし症例から学ぶ胃癌内視鏡検査 

症例9 見直しで認識できない病変/髙橋 徹也 他

症例10 存在診断の誤りによる見逃し症例/小田島慎也

「胃炎の京都分類」の使い方 

第36回 H.pylori現感染胃粘膜の内視鏡診断(総論)/ 鎌田 智有 他

第37回 H.pylori未感染胃粘膜の内視鏡診断(総論)/加藤 元嗣 他

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書籍情報

  • ISBN:9784004004012
  • ページ数:96頁
  • 書籍発行日:2025年10月
  • 電子版発売日:2025年10月20日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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