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- 改訂第2版 救急検査指針;認定救急検査技師テキスト
商品情報
内容
救急医療を担うスタッフの一員として,スキルアップに最適!
救急搬送された患者の病態を把握し,適切な診療を行うために,臨床検査技師が何を考え,どう行動するかを解説しています。最新の知見を取り入れ,救急医療現場での実務的な指針となる1冊です。
序文
監修にあたって
このたび『救急検査指針』の第二版が発刊されました。好評をいただいた初版から10年余。第二版は,この間に蓄積された多くの医学的エビデンスに基づくガイドラインの改訂や,検査技術ならびに検査機器の向上などを基にアップデートされています。監修にあたった日本臨床救急医学会は,設立当初から救急診療関連の多職種で構成されていますが,加えて近年より日本臨床衛生検査技師会にも本会の運用にご参画いただき,本書改訂にあたって組織的に連携しております。
本書では,従前から汎用されている「緊急検査」という曖昧な用語を用いずに,初版より「救急診療(急性病態)に特化した臨床検査」を「救急検査」と呼称しています。内容は単なる検査の解説に終始するものではなく,一人一人の救急患者に提供される受診前から院内に至る診療プロセスの全体像を地域の仕組みを含めて概説し,そのなかで検査が重要な診療の要素の一つであることを示しています。そのうえで,急な傷病の症候や疾患別に「必要な検査」あるいは「臨床検査に求めること」を明示しており,求められている役割と知識を整理しやすい構成になっています。
本書は救急診療の現場の第一線で働く臨床検査技師必携の書です。また関連職種の多くの方々にとっても,教育や「チームメンバーを知る」といった視点で有用であると確信しております。ぜひ手に取ってご活用ください。
2025年12月
一般社団法人 日本臨床救急医学会
代表理事 森村 尚登
発刊にあたって
医療を取り巻く環境は,技術革新,ICT を活用したシステム化,デジタル化が進み,臨床検査技師の働き方も大きく変わろうとしています。しかし,我々の根幹である「検査データの品質保証と迅速な報告」を担保していくためには,臨床検査技師として生涯にわたって知識・技術を習得するための研鑽が必要であると考えています。一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(以下,日臨技と略す)は,研鑽の場を提供するため「学術活動」「精度管理事業」「認定制度」などに取り組んでおりますが,会員一人ひとりの「自己キャリアデザイン」支援体制の更なる充実に向けて取り組んでいます。
全国の多くの医療機関においては,日常勤務における緊急検査はもとより時間外における緊急検査も含め,24 時間体制で実施されています。救急医療における「検査データ」の重要性は言うまでもありませんが,夜間は特に限られた人員で,迅速な結果報告を求められます。
今般,発刊する本書は緊急搬送された患者の病態把握と適切な処置のために「品質保証された検査データ」を提供するために,検査の専門家として臨床検査技師が「何を考え」「どう行動するか」が解説された書籍となっております。
また,最近では医療機関において「救命救急センター」「救急外来」などに臨床検査技師が配属され活躍する施設も散見されています。本書は,救急医療の一翼を担うスタッフとして救急搬送された患者の情報を的確に読み取るため,意識障害や胸痛など「患者の状態」の把握や救急診療において頻度の高い症例について,疾患分類,鑑別診断,緊急度から必要な検査に至るまでの診療手順に沿って解説されています。
さらに,救急医療に従事する臨床検査技師に必要な知識,技術が系統立てて解説されています。本書をご利用の皆様方は,患者により質の高い医療を提供し,救急医療を担うスタッフの一員として,スキルアップするために役立てていただければと思います。最後になりますが,ご執筆いただきました先生方に心より感謝申し上げます。
2025年12月
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
代表理事会長 横地 常広
編集にあたって
『救急検査指針~認定救急検査技師テキスト~』改訂第二版の発刊にあたり,日本救急検査技師認定機構ならびに日本臨床衛生検査技師会(日臨技)認定センター・認定救急検査技師制度部門を代表いたしまして,ご挨拶申し上げます。日本救急検査技師認定機構は,1996年に大阪府南部を中心に発足した「緊急検査研究会」および,2011年に大阪府臨床検査技師会において立ち上げた「緊急検査部会」を基盤として,2012年8月に設立されました。翌2013年には『救急検査指針~救急検査認定技師テキスト~』初版を発刊し,2016年には日臨技認定センター・認定救急検査技師制度部門に移管されました。初版の発刊以降,「最新のテキストはいつ出るのか」「テキスト第二版はいつ発刊されるのか」など,多くのご質問・ご意見を頂戴してまいりました。2011年の東日本大震災以降,毎年のように大規模災害(地震・台風・集中豪雨など)の発生が相次いだこと,さらには2020年夏以降,急激に感染者が増加したCOVID-19 感染症拡大への対応等,諸事情があったとはいえ,初版から第二版まで12年の歳月を要したことにつきまして,関係者一同,深くお詫び申し上げます。
さて,初版発刊からの12年間で,救急医療を取り巻く環境は大きく変化しました。医療技術・医療機器の進歩,各種ガイドラインの整備,法改正,タスク・シフト/ シェアの推進などを受け,救急検査(救急患者搬入時検査)においても適切かつ迅速な検査体制の構築が重要となっております。今日の医療においては科学的根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine:EBM)が求められ,緊急度・重症度・病態に応じた検査提供,異常値報告の見逃し防止を含む医療安全対策の強化など,検査技師自らが救急医療チームの一員として自覚を持つことが不可欠となりました。これらにより,救急担当医のニーズに応えうる安心・安全で適切な検査結果の提供が可能になるものと考えます。改訂第二版では,こうした救急医療の変化に対応するため,構成項目数や内容を全面的に刷新し,可能な限り最新の知見を取り入れました。認定救急検査技師試験のテキストとしてのみならず取得後も救急臨床現場で幅広く,かつ長期間ご活用いただける実務的指針となるものと確信しております。
最後に,本書の改訂にあたり,執筆に尽力された諸先生方,第二版編集委員各位,ならびに刊行に際し多大なる協力を賜ったへるす出版社に対し,ここに深く敬意を表し心より感謝申し上げます。
2025年12月
日臨技認定センター認定救急検査技師制度部門審議委員長
日本救急検査技師認定機構
代表理事 福田 篤久
目次
Ⅰ 救急医療概論
Ⅰ-1 救急医療の特徴と救急医学
Ⅰ-2 救急医療体制
Ⅰ-3 救命の連鎖—命を救うための重要なフレームワーク
Ⅰ-4 侵襲と生体反応
Ⅰ-5 救急初期診療
Ⅰ-6 根本治療
Ⅰ-7 集中治療
Ⅰ-8 災害医療
Ⅰ-9 脳死判定
Ⅰ-10 医療安全
Ⅰ-11 救急医療における倫理
Ⅱ 救急の症候と診療
Ⅱ-1 ショック
Ⅱ-2 意識障害と失神
Ⅱ-3 頭痛とめまい
Ⅱ-4 痙攣とてんかん
Ⅱ-5 運動麻痺,感覚消失・鈍麻
Ⅱ-6 体温の異常
Ⅱ-7 胸痛・動悸
Ⅱ-8 呼吸困難
Ⅱ-9 咳(咳嗽)・痰(喀痰),喀血
Ⅱ-10 吐血・下血
Ⅱ-11 悪心・嘔吐
Ⅱ-12 腹痛
Ⅱ-13 下痢
Ⅱ-14 腰痛・背部痛
Ⅱ-15 乏尿・無尿
Ⅱ-16 血尿
Ⅱ-17 出血傾向と血栓形成
Ⅲ 救急疾患と診療
Ⅲ-1 中枢神経系疾患
Ⅲ-2 循環器系疾患
Ⅲ-3 呼吸器系疾患
Ⅲ-4 消化器系疾患
Ⅲ-5 泌尿器・生殖器系疾患
Ⅲ-6 内分泌・代謝系疾患
Ⅲ-7 膠原病・免疫系疾患,血液疾患
Ⅲ-8 運動器系疾患
Ⅲ-9 敗血症・敗血症性ショック
Ⅲ-10 特殊感染症
Ⅲ-11 外傷
Ⅲ-12 熱傷
Ⅲ-13 急性中毒
Ⅲ-14 環境障害・溺水
Ⅲ-15 刺咬症
Ⅲ-16 アナフィラキシー
Ⅳ 小児救急
Ⅴ 高齢者救急
Ⅵ 救急医療と臨床検査
Ⅵ-1 救急検査のあり方
Ⅵ-2 救急検査における安全管理
Ⅵ-3 検査総合管理
Ⅵ-4 生理機能検査
Ⅵ-5 血液ガス分析
Ⅵ-6 一般検査
Ⅵ-7 生化学・免疫検査
Ⅵ-8 血液検査
Ⅵ-9 輸血検査と関連業務
Ⅵ-10 感染症検査
Ⅵ-11 新興感染症と輸入感染症
Ⅵ-12 POCT
Ⅵ-13 尿中乱用薬物検査キット
Ⅵ-14 薬毒物検査における迅速検査法
Ⅵ-15 救急検査における精度保証
Ⅵ-16 救急医療におけるパニック値の位置づけ
Ⅶ 他の職種との連携
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書籍情報
- ISBN:9784867191262
- ページ数:308頁
- 電子版発売日:2026年2月6日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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