実践・胃炎の京都分類

  • ページ数 : 221頁
  • 書籍発行日 : 2026年5月
  • 電子版発売日 : 2026年4月28日
¥3,630(税込)
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商品情報

内容

【胃炎の京都分類を使いこなすための実践編】

実臨床での内視鏡検査において,「胃炎の京都分類」に示した所見を用いた胃炎診断が急速に普及してきている.
胃粘膜の状態をH. pylori未感染粘膜,H. pylori感染粘膜,H. pylori既感染・除菌後粘膜に分けて診断することは,効率的な胃癌スクリーニングを行ううえで非常に重要である.
*本書の内容は『臨牀消化器内科』Vol.37〜Vol.40に連載したものをまとめた.

序文

序文


「胃炎の京都分類」は私が第85回日本消化器内視鏡学会総会(2013年5月10日~12日)を京都で主催したときの記念出版として,2014年9月に発行したものである.その後,2017年10月に「胃炎の京都分類 Q and A」,2018年11月に「胃炎の京都分類」改訂第2版,2023年5月に改訂第3版が発行された.その間,英語版(2017年9月),中国語版(2018年6月),韓国語版(2020年4月)も翻訳出版され,国内外の先生方が「胃炎の京都分類」を用いた臨床研究を行い,発表してくれたお陰で「胃炎の京都分類」は世界中に普及しつつある.

「胃炎の京都分類」はHelicobacter pylori(以下H. pylori)感染を現感染,既感染,未感染の三つに内視鏡所見で分類する方法でスタートしたが,その後,自己免疫性胃炎, プロトンポンプ阻害薬やボノプラザンによる胃粘膜の変化,Helicobacter suis,好酸球性胃炎など,これまではまれと考えられていたH. pylori胃炎以外の胃粘膜の変化が注目されるようになってきた.その背景にはH. pylori除菌の普及とH. pylori感染率の低下とともに,「胃炎の京都分類」により専門家でなくとも胃炎が診断できるようになり,その結果,胃炎そのものが注目されるようになったこと,さらに,H. pylori除菌後の経過が40年近くなる人も臨床現場に登場しつつあり,除菌後長期の胃粘膜の変化にも注目しなければならない.これまで,胃炎は表層性胃炎→萎縮性胃炎→腸上皮化生と一方的に進行する変化しか見たことがなかったので,胃炎が停止した状態,さらに40年の長期に及ぶ逆行性の変化についてはこれまで人類が経験したことのない事象である.

したがって,「胃炎の京都分類」は“進化”していかなければならない.このような背景から「臨牀消化器内科」では“胃炎の京都分類の使い方”として新知見も含めて掲載してきた.本書は「臨牀消化器内科」Vol.37 No.7 ~ Vol.40 No.12(2022~2025年)に連載されたものを書籍化したもので,日本人の胃粘膜の変化について理解するには必読の書である.


2026年1月

川崎医科大学名誉教授
川崎医科大学総合医療センター総合内科2特別研究員
淳風会医療診療セクター長
春間 賢

目次

H. pylori未感染所見

1.H. pylori未感染胃粘膜の内視鏡診断(総論)

2.H. pylori未感染での胃底腺粘膜と幽門腺粘膜の血管像について

3.H. pylori除菌後にRACはどこまで回復するのか

4.H. pylori未感染における畳の目所見とは

5.スクラッチサインはどのようにできるのか

6.粘膜吸引後にできるスクラッチサイン

7.陥凹型びらんと体部びらんとはどこが違うのか

H. pylori現感染所見

1.H. pylori現感染胃粘膜の内視鏡診断(総論)

2.びまん性発赤の内視鏡診断

3.点状発赤の診断

4.腸上皮化生の診断(WLI)

5.腸上皮化生の内視鏡診断(NBI)

6.腸上皮化生の診断(LCI)

7.腸上皮化生の診断(組織)

H. pylori既感染所見

1.既感染診断の実際(総論)

2.びまん性発赤の除菌後変化

3.既感染診断としての萎縮− H. pylori未感染の幽門腺粘膜と除菌後のC1およびC2の鑑別について

4.除菌後に新たに出現する地図状発赤とは

5.“フジツボ”様所見の意味合いは

6.地図状発赤とフジツボ様病変の関係は?

Ⅳ その他の胃炎・胃症

1.自己免疫性胃炎

1. ピロリ除菌は自己免疫性胃炎の自然史を変えるのか

2. 自己免疫性胃炎の萎縮未完成期内視鏡像(初期像を含む)の特徴

3. 残存胃底腺粘膜の形態には意味があるのか

4. 過形成性ポリープのH. pylori感染性胃炎・自己免疫性胃炎・PPI/P-CAB胃症において違いがあるのか

5. 固着粘液は何を意味するのか

6. 胃炎と胃癌でみられる白点は何を意味するのか

2.PPI/P-CAB胃症

1. P-CABに伴う胃症の内視鏡像

2. PPI胃症とP-CAB胃症に違いがあるのか

3. PPI/P-CAB胃症における胃底腺ポリープの特徴はあるのか

4. ひび割れ粘膜と敷石状粘膜の違いはなにか

5. 蜘蛛の巣様粘液は固着粘液とどこが違うのか

3.Non-Helicobacter pylori-Helicobacter(NHPH)胃炎

1. NHPH胃炎の内視鏡診断のポイント

2. NHPH感染胃炎とH. pylori感染による前庭部優位胃炎の違いは

3. NHPH感染胃炎とH. pylori感染による鳥肌胃炎の違いは

4.好酸球性胃炎

1. 好酸球性胃炎の内視鏡所見にはどのようなものがあるのか

2. 好酸球性胃炎は内視鏡的にどのように診断するのか

5.残胃胃炎

残胃胃炎とは?

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書籍情報

  • ISBN:9784888758277
  • ページ数:221頁
  • 書籍発行日:2026年5月
  • 電子版発売日:2026年4月28日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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