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- 診断と治療 2026年 Vol.114 No.5【特集】日常診療にどう活かす!? 『高血圧管理・治療ガイドライン2025』
商品情報
内容
様々な疾患の発症・進展に
深くかかわる高血圧―。
医療がめざましく発達するなかでも
血圧管理はいまだ容易ではありません。
ガイドラインでは、
患者ごとの違いをふまえた診療と、
家庭血圧の活用が具体的に示されました。
本特集では、ここから日常診療に直結する
実践的なポイントを提示します。
序文
ねらい
高血圧は,脳卒中,心筋梗塞,心不全,大動脈解離など重篤な循環器疾患の発症リスクのみならず,慢性腎臓病や認知症など加齢にかかわる慢性疾患の進展リスクになることは広く知られています.また,これまでの数多くの臨床研究により,降圧によりこれらの疾患のリスクが低下することが証明されています.しかし,わが国の高血圧人口4,300万人のうち,血圧が良好にコントロールされている者の割合は27%に過ぎません.さらに,わが国で家庭血圧を指針にした血圧コントロールが推奨されて久しくなりますが,早朝家庭血圧が130/80 mmHg未満にコントロールされている者の割合は,わずか30%未満です.これが,わが国の高血圧診療の愕然とする現状です.この現状を受け,日本高血圧学会では,「血圧朝活」キャンペーンを開始しました.
高血圧は症状がなく,血圧が高いという現象で診断されることから軽く考えられがちです.しかし,その背景には血圧を上げる様々な要因があり,臓器障害から血圧変動のリスクも個々の患者で様々です.この患者の個別性に対応した最適化診療を行わない限り,長期にわたる安定した血圧コントロールの達成は難しいと考えます.
この度,2025年に6年ぶりに日本高血圧学会が『高血圧管理・治療ガイドライン2025』を発表しました.このガイドラインは日本高血圧学会の英知を結集したガイドラインといっても過言ではありません.今後,ガイドラインの内容をいかに日常診療に浸透させ,多様な高血圧患者の個別最適化診療に活かしていくかが肝です.
本特集では,新しいガイドラインの執筆者を中心に各領域のご専門の先生方に,高血圧の診療に最も役立つ最新情報をまとめていただきました.著者の先生方には,各項目の冒頭に「伝えたいメッセージ」として,ご自身が最も伝えたいメッセージを箇条書きで記していただき,また項目の末尾には「私のとっておき患者説明フレーズ」として,患者説明の場面で役立つフレーズをご紹介いただきました.これまでにない,血圧徹底コントロールに向けた新たな高血圧マネジメントを実装する試みです!
読者の先生方には,この強いメッセージを受け取っていただき,明日からの高血圧診療を革新していただくことを祈念いたします.
自治医科大学内科学講座循環器内科学部門
苅尾七臣
目次
ねらい 苅尾七臣
高血圧の基礎知識アップデート
ガイドライン2025の変更ポイントと要点 平和伸仁
知っておくべき疫学知識 三浦克之
高血圧の成因と臓器障害 柴田 茂
脳と高血圧―認知症との関係を中心に― 茂木正樹
なぜ,今,血圧朝活キャンペーンなのか 苅尾七臣
高血圧とリスクの診断
高血圧の診断 辰巳友佳子,大久保孝義
二次性高血圧の診断の実際 吉田雄一,柴田洋孝
薬剤性高血圧の最新知見 山﨑大輔,小西啓夫,西山 成
リスク評価の実際 中川直樹
高血圧の最新治療・管理
降圧治療の手順と目標値 岸 拓弥
非薬物療法の実際 荒川仁香
降圧薬治療の進めかた 甲斐久史
治療抵抗性高血圧の治療 桂田健一
高齢者高血圧の治療 山本浩一
若年・小児の高血圧 田中敦史,野出孝一
妊娠高血圧症候群 目時弘仁
糖尿病・肥満合併高血圧の治療 古橋眞人
CKD合併高血圧の治療 金口 翔,田村功一
心房細動・心不全合併高血圧の治療 徳武大輔,大石 充
座談会
日本内分泌学会 創設100周年企画
内分泌疾患を見逃さないために
連載
何だろ? ちょっとエコーに聞いてみる?
異常所見は? 畠 二郎
弁護士が答えます! 法律相談クリニック
教えて! 虐待疑いの家族への対応
~行政への通報・連携とカルテ開示拒否の法的判断~ 松村武志
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書籍情報
- ISBN:9784015011405
- ページ数:154頁
- 書籍発行日:2026年5月
- 電子版発売日:2026年5月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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