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- 改訂7版 救急蘇生法の指針2025 市民用・解説編
商品情報
内容
日本の救急蘇生法のスタンダード、最新改訂版。
「救急蘇生法」すなわち
・突然の心停止に対する心肺蘇生(胸骨圧迫・人工呼吸)とAED使用
・気道異物による窒息への対応
・急な病気やけがに対する処置(ファーストエイド)
これらの具体的手順と要点をまとめた指針。
「市民用・解説編」は、医療者ではない一般市民向けの内容に加えて、講習指導者等のために「Ⅶ 普及・教育のための方策」と各章「Q&A」として補足解説を収載。
その内容は2026年7月発行の『JRC蘇生ガイドライン2025』に準拠し、前版から一言一句を見直して改訂。
最新ガイドラインの推奨を蘇生の現場、教育の現場に落とし込むために、必読・必携の一冊です。
倒れている人を見かけたとき
「大丈夫ですか!?」
勇気をもって踏み出すあなたの一歩が、きっと誰かの命を救う。
『救急蘇生法の指針』が、その背中を押してくれる。
※「Ⅶ 普及・教育のための方策」および各章の「Q&A」は、「市民用・解説編」にのみ掲載。
※上記を除き、「市民用」と「市民用・解説編」は同一の内容です。
序文
序文
国際蘇生連絡委員会(ILCOR)は「心肺蘇生に関わる科学的根拠の国際コンセンサスと治療推奨(CoSTR)」を2005年に初めて発表し、2015年までは5年ごとに改訂してきました。この世界共通のCoSTRに基づいて、国や地域がそれぞれの事情に合わせてもっとも効果的なガイドラインを作成しています。2017年からILCORは重要なトピックについてCoSTRのアップデートを毎年公開するように方針を変更しました。一方で、多くの国と地域が5年ごとにガイドラインを全面改訂している現状を考慮して、最近1年間に検討された内容に、過去5年分のCoSTRのまとめを加えた詳細なCoSTRも5年ごとに公開されています。
日本蘇生協議会(JRC)では、頻繁にガイドラインの改訂がなされると現場における定着と実践を妨げる恐れがあると考え、2015年以降も、5年ごとにJRC蘇生ガイドラインの全面改訂を行ってきました。今回改訂された「JRC蘇生ガイドライン2025」は、2025年10月にILCORのCoSTR2025に合わせてオンライン版が公開され、それに寄せられた多くのパブリックコメントを反映させて、2026年7月に確定版が書籍として出版されました。
JRCは、ILCORへの窓口となることを目的として、2001年に日本救急医療財団心肺蘇生法委員会から独立して設立された組織です。JRCは2006年にアジア蘇生協議会(RCA)の一員としてILCORに加盟し、これまで関連各学会・団体の協力を得て「JRC蘇生ガイドライン2010」「JRC蘇生ガイドライン2015」および「JRC蘇生ガイドライン2020」を策定してきました。今回出版された「JRC蘇生ガイドライン2025」は、2025年までの最新のCoSTRに基づいています。
市民による一次救命処置およびファーストエイドの標準テキストである本書「救急蘇生法の指針」は、1993年に日本医師会救急蘇生法教育検討委員会から初版が上梓されました。主に市民を対象に行われる救急蘇生法の教育は、この指針に準拠することが求められています。そして、各種団体が応急手当および一次救命処置の研修コースを行う際の学習テキストや実習内容も、この指針に沿って作成され、実施されます。
2001年には日本医師会の了解のもと、日本救急医療財団心肺蘇生法委員会が構成機関の協力を得て「救急蘇生法の指針」の改訂を行うことになり、2010年以降はJRC蘇生ガイドラインに合わせて改訂を行ってきました。今回の「改訂7版 救急蘇生法の指針2025市民用」および「改訂7版 救急蘇生法の指針2025市民用・解説編」は「JRC蘇生ガイドライン2025」に準拠し、市民およびその指導者向けに編集された最新のテキストになります。
今回の改訂では、これまでと同様に、すべての心停止傷病者に質の高い胸骨圧迫が行われることをもっとも重視しました。そのために、傷病者に反応がない場合だけでなく、反応の有無の判断に迷う場合や有無がわからない場合にも、119番通報とAEDの要請を行うようにしています。また、普段どおりの呼吸がないとき、普段どおりの呼吸かどうか判断に迷うときは、ただちに胸骨圧迫から心肺蘇生を開始することを強調しています。人工呼吸を躊躇する状況でも、胸骨圧迫だけは勇気をもって行ってください。一方で、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合には、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせることとしています。とくに、小児の心停止や、窒息や溺水による心停止などでは、人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生を行うことが強く望まれます。
救急蘇生法の学習は、自分の大切な家族、友人、そして隣人の命を守りたいという人間的な愛の表現であり、市民の義務の一つと考えます。救急蘇生法の学習を通して市民がお互いに「命を慈しみ合う」安心で安全で温かな社会が醸成されることを、強く願っています。
本指針の編集委員会および心肺蘇生法委員会委員の皆様に心から感謝を申し上げるとともに、本指針の普及により心停止にみまわれた傷病者の方々が、一人でも多く社会復帰できることを祈ります。
日本救急医療財団 心肺蘇生法委員会
改訂7版 救急蘇生法の指針2025編集委員会
委員長 坂本 哲也
目次
I 改訂の要点
Q&A
II 救急蘇生法とは
III 救命の連鎖と市民の役割
1. 「救命の連鎖」の1つめの輪 ~心停止の予防~
2. 「救命の連鎖」の2つめの輪 ~早期認識と通報~
3. 「救命の連鎖」の3つめの輪 ~一次救命処置 (心肺蘇生とAED) ~
4. 「救命の連鎖」の4つめの輪 ~二次救命処置と集中治療~
5. 市民による一次救命処置と社会復帰率
Q&A
IV 突然の心停止を防ぐために
1. 急性心筋梗塞
2. 心不全
3. 不整脈
4. 脳卒中
5. 日常生活のなかで起こる心停止
6. 子どもに特有の問題
Q&A
Ⅴ 一次救命処置
1. 心肺蘇生の手順
2. 人工呼吸の手順
3. AED使用の手順
4. 気道異物除去の手順
参考 乳児に対する一次救命処置
1. 胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生の重要性
2. 胸骨圧迫の方法
3. 人工呼吸の方法
4. AEDの使い方
5. 気道異物への対応
Q&A
Ⅵ ファーストエイド
1. 傷病者の体位
2. 気管支喘息発作
3. アナフィラキシー
4. 低血糖
5. けいれん
6. 失神
7. 熱中症
8. 低体温症
9. 出血
10. 鼻血
11. すり傷、切り傷
12. 指などの切断
13. 歯の損傷
14. 捻挫、打ち身 (打撲)、骨折
15. 首の安静
16. やけど
17. 毒物
18. マダニに刺されたとき
19. 溺れている人の救助
Q&A
VII普及・教育のための方策
1. 市民を対象とした一次救命処置教育の工夫
2. BLS講習の分類と内容
3. 院外心停止の社会復帰率を高めるための方策
Q&A
VIII救命処置における倫理と法律
1. 救命処置と倫理
2. 救命処置と法律
3. 救命の現場のストレス
4. 人生の最終段階と救命処置
Q&A
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書籍情報
- ISBN:9784867191354
- ページ数:128頁
- 書籍発行日:2026年7月
- 電子版発売日:2026年8月3日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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