救急医学2026年8月号(50巻8号)輸血のひけつ

  • ページ数 : 134頁
  • 電子版発売日 : 2026年8月10日
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商品情報

内容

輸血のひけつ

重症救急患者の治療において、土台であり、鍵ともなり得る、輸血。その最新のエビデンスとガイドライン的推奨、その一歩先をゆく研究、そして施設・地域による輸血運用の実際を紹介。輸血の「ひけつ」を深く学ぼう。


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序文

特集 輸血のひけつ


輸血療法は,出血性病態を伴う急性期疾患に対する基本的,かつきわめて重要な治療手段であり,適切に実施されることで患者予後の改善に大きく寄与し得ます。その輸血療法に関して,とくに救急医療の観点から最前線を深く学ぼうというのが,今号の特集「輸血のひけつ」です。

本特集では,①輸血療法に関する最新のエビデンス,②輸血に関する研究・取り組みの最前線,③輸血の運用・実施体制の実際,④輸血の安全・安心に関する諸問題,という4つのパートに大きく分けて,輸血に関する多角的かつ実践的な知見をお届けします。

上記①および②のパートでは,各種出血性病態に対する輸血療法の最新のエビデンス・ガイドライン推奨などの解説に加えて,輸血戦略に関する最新の研究などを取り上げました。次に③のパートでは,各地域・施設・環境での輸血の実践の紹介を通じて,医療先進国である日本国内でも輸血の運用体制や実施方法には少なからず施設間での差異がある現状を明らかにします。そして④のパートは,安全で安心な輸血を実施するために無視できない問題として,血液製剤の共有事情と合併症対策に関して解説いただきました。

いずれのパートでも,輸血療法の研究・実践をリードするエキスパートの先生方に,専門的で示唆に富む知見をご教示いただきました。最新のエビデンスを踏まえつつ,日々の臨床にも役立つ「ひけつ」が詰まった一冊となっています。


特集企画エディター
防衛医科大学校防衛医学研究センター外傷研究部門
青木 誠

目次

特集 輸血のひけつ

Ⅰ.輸血療法に関する最新のエビデンス

外傷急性期輸血のエビデンスと最新の輸血戦略

京都府立医科大学脳神経外科学教室 藤原 岳

頭部外傷に対する輸血のエビデンスと今後の展望

日本医科大学付属病院高度救命救急センター 中江 竜太

産婦人科領域輸血のエビデンスと新規輸血戦略

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター 松永 茂剛

『大量出血症例に対する血液製剤の適正な使用のガイドライン』の要点と改訂

東京慈恵会医科大学附属病院輸血・細胞治療部 佐藤 智彦

Ⅱ.輸血に関する研究・取り組みの最前線

大量輸血の予測スコアリングに関する研究・取り組み

済生会宇都宮病院栃木県救命救急センター 木 本  慧他

大量輸血における輸血限界の検討

東京都立墨東病院高度救命救急センター 柴橋 慶多

制限輸血に関する研究・取り組み

市立札幌病院総合臨床センター 早川 峰司

大量出血に備えた人工血液の開発状況

防衛医科大学校生理学講座 萩沢 康介他

Ⅲ.輸血の運用・実施体制の実際

TEG・フィブリノゲン製剤を取り入れた当院での外傷輸血戦略

済生会横浜市東部病院救急科 山下 幾太郎

地方病院での輸血の運用体制と実施─沖縄本島から

沖縄県立中部病院外科 桂 守弘

へき地病院での輸血の運用体制と実践─沖縄離島から

沖縄県立八重山病院救急科 西村 朋也

病院前での輸血療法の体制構築と実践

東海大学医学部総合診療学系救命救急医学 三浦 直也

諸外国における外傷輸血戦略と輸血システムの現状

Keck School of Medicine, University of Southern California/東北大学病院 谷河 篤他

Ⅳ.輸血の安全・安心に関する諸問題

救急現場における輸血供給事情の課題と展望

日本赤十字社血液事業本部中央血液研究所 宮田 茂樹

輸血合併症の予防と対策

自治医科大学附属病院輸血・細胞移植部 藤原 慎一郎

連載

時をかける救急教授

第20回 竹槍と原子爆弾

山口大学大学院医学系研究科救急医学 鶴田 良介

Acute Care Nutrition ─代謝栄養の世界へようこそ!

第19回 腎不全患者におけるタンパク質(アミノ酸)投与量

国立病院機構大阪医療センター救命救急センター 小島 将裕他

出張版Dr.’s Prime Academia

第39回 COPD 診療の最前線─ COPD 増悪の評価ツールとその臨床的意義

医療法人H & L 会 千里中央内科 庄司 浩気 996

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書籍情報

  • ISBN:9784012005008
  • ページ数:134頁
  • 電子版発売日:2026年8月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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