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- 救急医学2026年10月号(50巻10号)治療のやめどき,考えよう 治療“手段”の見直しと離脱-weaning-編
商品情報
内容
医療の現場に「やっておしまい」はないけれど、治療の漸減・離脱・切り替え=“やめどき”の知見はあまり多くない。それでも日々求められる“やめどき”の判断。医療資源を適切に配分し、患者の負担も軽減する。救命そして転帰改善のためにこそ、治療のやめどき、考えよう。
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序文
治療のやめどき,考えよう 治療“手段”の見直しと離脱-weaning-編
医学の現場で,何か治療を始めたら,あとは待つだけでよいということはない。そんなことは言うまでもない。何かを始めたら,必ずその“やめどき”を考える。人体への侵襲が大きな治療を扱う救急・集中治療の現場ではなおさらである。われわれが開始した治療は,ある時点から患者に害をもたらす可能性がある。そのことを認識し,もっとも適切なタイミングでやめることを日々考えるべきである。
しかし,各種治療・管理の適応や導入法,すなわち「いつやるか」「どうやるか」の解説は数あれど,それらを「いつやめるか」「どうやめていくか」あるいは「何に切り替えるか」が正面切って論じられる機会は,あまりない。実際,エビデンスに基づく一般化された“やめどき”の基準は,“はじめどき”の基準に比べて多くないのが現状である。
そこで今回,本誌「救急医学」では2026年10月号・11月号の2 号にわたり,まさにこの“やめどき”をメインテーマとする特集を企画した。とくに今号では,治療手段の“見直しどき”や“離脱しどき”に焦点を当てて,それらに関してどのような論点・課題があるのか,現状のエビデンスはどのようか,controversial なポイントは何か,そして現場で実践されるプラクティスを解説いただく。具体的には,機械的循環補助や人工呼吸器,腎代替療法,体温管理療法のほか,抗菌薬・昇圧薬などの頻用薬剤の“やめどき”について,第一線で活躍する先生方に論じていただいた。
限られた医療資源や病床をできるかぎり適切に配分し,医療者の負担を軽減し,そして何より患者の余計な負担を減らして転帰・QOL の改善につなげる。そのためにこそ,治療のやめどき,考えよう。
特集企画エディター
東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科(集中治療部門)
山本 一太/則末 泰博
目次
特集
右心不全・肺高血圧に対するV-A ECMOのやめどき─ Conventional weaningで十分か,PCRTOやサポート再構成まで考えるか?
済生会熊本病院循環器内科 黒田 周平 他
Impella/IABPのやめどき─補助循環のサポートをどのように減らし,どこで抜去に踏み切るか?
さいたま赤十字病院循環器内科/高度救命救急センター 加藤 駿一
ARDSに対するprone positioningのやめどき─酸素化の改善で十分か,個別化は必要か?
東京ベイ・浦安市川医療センター救急集中治療科(集中治療部門) 中澤 太一
V-V ECMOのやめどき─肺の回復をどのように見極め,いつ・どのように離脱するか?
かわぐち心臓呼吸器病院集中治療科 大山 慶介
意識障害患者における挿管・人工呼吸のやめどき─ 3つの軸で抜管可否をどのように評価するか?
さいたま赤十字病院高度救命救急センター・集中治療部 吉岡 晃佑 他
AKIに対する腎代替療法のやめどき─尿量だけで決めるのか,FST・UUEI・予測スコアをどのように用いるか?
自治医科大学附属さいたま医療センター麻酔科・集中治療部 深野賢太朗 他
グラム陰性桿菌菌血症における抗菌薬治療のやめどき─短期治療の適否をどのように判断するか?
東京都立墨東病院集中治療科 後藤 崇夫
敗血症性ショックでの昇圧薬等のやめどき─ノルアドレナリン・バソプレシン・ステロイドをいつ,どのように減らすか?
亀田総合病院集中治療科 橘 秀基 他
心停止ROSC後の「体温管理」のやめどき─体温管理をいつ終え,どこから発熱予防に移るか?
京都桂病院救急集中治療科 砂田 大賀 他
難治性てんかん重積状態における鎮静のやめどき─ EEGと病勢から,鎮静の深さ・期間をどのように考えるか?
東京ベイ・浦安市川医療センター神経内科 杉田 陽一郎
連載
時をかける救急教授
第22回 戦後の「救急体制」整備─救急隊・救急車・病院・輸血
山口大学大学院医学系研究科救急医学 鶴田 良介
Acute Care Nutrition ─代謝栄養の世界へようこそ!
第21回 高二酸化炭素血症を伴う呼吸不全患者の栄養療法
国立病院機構大阪医療センター救命救急センター 小島 将裕 他
出張版Dr.ʼs Prime Academia
第41回 COPD診療の最前線 最新ガイドラインの治療推奨をとらえなおす
医療法人H&L会 千里中央内科 庄司 浩気
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書籍情報
- ISBN:9784012005010
- ページ数:112頁
- 書籍発行日:2026年10月
- 電子版発売日:2026年10月14日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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